女優の松岡茉優が26日都内で、映画『バースデーワンダーランド』(4月26日公開)の初日舞台挨拶に、杏や麻生久美子、市村正親原恵一監督とともに登壇。笑顔を交えながら、軽快にトークを展開した。

【写真】『バースデー・ワンダーランド』初日舞台挨拶の様子

 本作は、柏葉幸子の「地下室からのふしぎな旅」(講談社青い鳥文庫)を原作とするエンターテインメント作品。不思議な世界(ワンダーランド)の救世主として連れ出された主人公アカネ(松岡)たちの冒険を描く。

 松岡は、平成最後のアニメーション映画となる本作について「クライマックスの濃度、密度がとてつもない。初めての体験をしたと思った。その時流れている涙は、子供の時から流したことがない種類の涙だと思うくらい、とてもピュアな涙だった」と話した。また叔母・チィ役の杏は「(本作は)色とりどり。名前のついている色は全部出ているのではないかというくらい。色んな景色が見られる」と紹介。

 また、令和の時代にチャレンジしたいことを問われて松岡は、撮影に好きなキャストを呼ぶという原監督の話に絡めて「次は、杏さんみたいに、あてがき(編注:事前に役の担当俳優・声優などを決めて脚本を執筆すること)から『これは松岡にやってほしい!』と言われて出演することが夢」とニコリ。杏は「カメラを持って歩きたい。子供が3歳になって素早くなってきて、(スマートフォンの撮影では)ブレることが多い。カメラで撮る機会を増やしたい」と述べた。

 同じ質問に対して、麻生は「肉体改造」と回答。「ちょっと体を鍛えてみたい。(世間では)そういうイメージないと思うんですけど。なったことのない体になってみたい」と告白。松岡が「ムキムキ、メリハリボディですか?」と尋ねると「ムキムキまではいかないけど…ちょっと欲しい(笑)」と意欲を見せた。

 イベント後半には、本作のイメージソング・挿入歌「Wonderland」を担当するシンガーソングライターのmiletが登場し、同曲を生歌で初披露。会場を盛り上げた。

 さらに、誕生日前日に冒険に旅立つ本作のアカネにちなんで、特製バースデーケーキで公開を祝福。松岡は、ロウソクを模したフェイクキャンドルを吹き消すポーズを取ることになり、「恥ずかしいかも、これ(笑)!可愛い子ぶりますけど、無視してください!」と照れ笑いを浮かべながら同ポーズを取っていた。

(左から)『バースデー・ワンダーランド』初日舞台挨拶イベントに登場した麻生久美子、松岡茉優、杏 クランクイン!