2017年に第一子を授かり、パパとなった、お笑いトリオロバート山本博さん。息子くんとの生活の中で感じた「?」や「!」をマンガに描き、昨年7月からインスタグラムで発信。そのイラストをもとに、山本さんがパパ芸人ならではの気づきを綴る本連載。第25回のテーマは、ママとパパの役割分担について。パパの前ではカッコいい姿を見せたがる息子くん。一方、ママの前では……?

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泣いた5分後にケロッと遊び始める
以前は、奥さんの姿が2〜3時間見えないだけで、泣き出してしまっていた息子。一時保育を利用するようになってからは、「切り替え」がうまくできるようになりました。僕らと別れる瞬間は、悲しそうな顔をしたり泣いたりしますが、5分後に忘れ物を取りに戻ったらケロッとした顔で遊んでいました。

一時保育では、みんな平等に面倒をみてもらいます。泣いてぐずっても、自分だけ可愛がってもらえるわけじゃないっていうことが、どこかでわかっているんですよね。一時保育では、保育士さんが毎回ノートに気づきを書いてくださいます。最初のうちは「大人しく遊んでいました」とか「何かを指差して、一生懸命伝えようとしてくれました」という内容でしたが、最近では「周りの子と仲良く遊ぶようになりました」「散歩のときに、お友だちと手をつないで歩くことができました」とクラスメイトとの交流が増えてきました。

保育園でたくさんの子と接しているせいか、人見知りもなくなりました。以前は、公園などでほかの子が近くに来ると、「もう遊びたくない」という素振りを見せていたんです。でもいまは、知らない子とも仲良く遊べるようになりました。僕らが息子に教えられることは、ごくわずか。社会性やコミュニケーション力は、家族から離れたところで養われていくんだなって、息子を見ていると思います。

■自然に決まったママとパパの役割分担
年上の子の遊びを真似したがるなど、負けん気も出てきたようです。公園で、5歳くらいのお姉ちゃんがアスレチックの階段を登っていくと、「俺もできる!」というふうについていこうとするんです。高いところにもどんどん登るし、大人でも怖いような滑り台を平気でシューッと滑り降りてくる。すごく勇敢になっているんですよね。

そんなふうに、僕の前では「デキる俺」の姿を見せたがる息子ですが、奥さんと2人でいるときは、甘えん坊でわがままな顔を見せるそうです。何か気に入らないことがあると、「俺の気持ちわかるでしょ?」「なんでわかってくれないの?」って感じの泣き方をするとか。僕の前でも泣くことはあるけど、ある程度のところで泣きやむなど、ちょっと手加減するんですよね。僕らがよく行く公園には、ものすごく長い階段があります。

僕と一緒のとき、息子はその階段を自分の足で上っていきます。疲れたら1回止まって、「ふんっ」と鼻息荒くひと息ついて、また上り始めるんです。そのことを奥さんに話すと、「私といるときは絶対に上らないよ」「途中で甘えれば、抱っこしてもらえると思ってるから」って驚いていました。

息子が何かを頑張ったとき、僕は「お!頑張ったなー!」「カッコいいな!」って大きな声で褒めるようにしています。そうすると、息子はカッコいい姿を僕に見せたいと思って張り切ります。子どもならではの「甘えたい」という気持ちは奥さんに任せて、そういった頑張りの部分を伸ばしてあげるのが、僕の役目かなと思っているんです。1年9カ月、3人で過ごしてきて、ママとパパの役割分担みたいなものが、自然と決まってきた感じがしますね。

■「え、寝ないの?」息子に狸寝入りは通じない!
息子から見れば、奥さんは「安心できる存在」で、僕は「とことん遊びや冒険に付き合ってくれる人」なんだと思います。その証拠に、僕が寝かしつけをすると、息子はなかなか寝てくれません。「そろそろ寝そうかな」と思って見ていると、パッと目を開けて「え、寝ないの?」という感じで凝視してくるんです。

奥さんのように、そのまま一緒に寝ちゃえば、息子も「じゃあ寝よう」って諦めるんですけど、ちょっと薄目を開けたりするとすぐにバレる。本気で寝ようとしないと、息子には通じないんです。「まだ起きてるじゃん」っていう感じで、何回も見てくるんですよ。もしかしたら、息子にとっては立場が逆で、僕を寝かしつけてくれているつもりなのかも……。「早く寝なさいよ」って思われているのかもしれません(笑)
(mamagirl

掲載:M-ON! Press