滋賀県甲賀市にあるMIHO MUSEUMで、5月19日(日)まで春季特別展「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」が開催されている。

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同展では、龍光院の全面協力を得て、龍光院四百年の全容を一挙公開。国宝の曜変天目茶碗や密庵墨蹟、柿栗図(伝牧谿筆)、油滴天目などの重要文化財をはじめとする、天王寺屋伝来の名宝、寛永文化の美を伝える江月所用の品や江月に帰依した人々ゆかりの文物、歴代寺伝の什物を展覧。

また、江月以来脈々と受け継がれ、今に生きる禅の法統、龍光院の現在も紹介することで、開創以来脈々と受け継がれてきた禅の法燈、大徳寺龍光院の歴史と今の姿に触れる千載一遇の機会になっている。

また、期間中は龍光院の小堀月浦和尚による坐禅の会や講演会を開催。4月29日(月)は京都国立博物館学芸部長、朝賀浩氏による講演会「龍光院宝物の魅力」、5月12日(日)は建築史家の池田俊彦氏による講演会「密庵席─ 龍光院の建築」が開催される。

その他、春の夜間特別開館として5月14日(火)には「内田輝コンサート Silent Prayer ソプラノサックスとクラヴィコードの夕べ」も開かれる。

大徳寺龍光院の禅の歴史や魅力に迫る春季特別展「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」。週末は、美しい禅の世界を学びにMIHO MUSEUMへで出かけてみよう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

MIHO MUSEUMで春季特別展「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」開催