これまでの清楚なイメージだけでなく、ユーモラスな芝居や色気のある役柄など、最近では振り切った一面も見せている女優、長澤まさみ。4月・5月・6月にかけて立て続けに公開される出演作でも、クールアクションから、変顔連発のコメディまで、振り幅がありすぎな姿を披露している!

【画像を見る】『コンフィデンスマンJP』では、天才詐欺師ダー子に扮する長澤まさみ。やっぱりショートヘアもいい!<写真14点>

クールで凛々しいカリスマリーダーに/『キングダム

累計発行部数4000万部の人気漫画を映画化し、春秋戦国時代の中国の戦乱を描いた『キングダム』(公開中)では、山の民を武力でまとめる楊端和を演じ、その圧倒的な美貌から放たれる、敵か味方かわからないミステリアス存在感を発揮。

本格的なアクションにも挑んでおり、同じく佐藤信介が監督をした『アイアムアヒーロー』の生にしがみつくようなパワーとはまた一味違う、凛々しい顔つきで先頭に立ち、民たちを鼓舞するカリスマ性を帯びた佇まいを披露。両手に持った剣を自由自在に操る力強さや、宙を華麗に舞うアクロバティックな動きもこなし、漫画原作モノならではの、現実離れした強さを、見事に体現している。

■ 変顔も連発!?はっちゃけた表情で、観客をもダマす/『コンフィデンスマンJP』

そんな凛々しい表情で武装したような役柄から一変、表情豊かな生き生きとした姿を披露しているのが、人気ドラマ劇場版『コンフィデンスマンJP』(5月17日公開)だ。古沢良太の脚本により、悪徳な方法で大金を稼ぐ者から、様々な方法で金銭をダマし取る“信用詐欺師”たちの姿を描いたこの作品で、長澤はどんな人物にでもなりきってしまう天才詐欺師のダー子を演じている。

映画版でも、その変幻自在っぷりは健在。舞台が香港ということで、ブルース・リーばりの黄色のトラックスーツに身を包み、「ホワチャー」と言わんばかりにはしゃいだり、お宝を前に気持ちが高ぶって変顔を披露したりと、テンションはかなり高め!かと思いきや、何やら過去に関係のあった人物、ジェシー(三浦春馬)の前では、女性らしい一面や顔色が曇った神妙な面持ちを見せるなど、幅の広い演技で観る者を翻弄。彼女の巧みな表現力には、ダマされてしまうこと間違いなし!

■ 世界の巨匠も認めたおしとやかな美貌/『The Crossing -ザ・クロッシング-』

最後に紹介する『The Crossing -ザ・クロッシング-』(PartI 6月7日公開/PartII 6月14日公開)は、『ミッション:インポッシブル2』(00)などのジョン・ウー監督が、1945年の中国国共内戦を題材に、日本の占領下にあった台湾と、中国本土との内戦の最中に出会った3組の男女の出会いと別れ、移りゆく愛を二部作で描いた大作だ。

長澤は、金城武演じる台湾国籍の日本軍軍医の主人公イェン・ザークンの幼なじみである雅子役で出演。着物をまとい、純朴かつおしとやかな中に、どこか悲しげな影を落とした女性を好演。世界の巨匠も認めた大和撫子な美しさを前面に押し出した演技で、静かだが確かな存在感を放っている。

アクションから、コメディ、恋愛ドラマまで、トーンの異なる三者三様の作品で、それぞれの良さを出している長澤の姿を、ぜひスクリーンで見比べてみてほしい!(Movie Walker・文/トライワークス)

長澤まさみの出演作が立て続けに公開!(『キングダム』)