明治安田生命J1リーグ第9節のFC東京vs松本山雅FCが28日に味の素スタジアムで行われ、2-0でFC東京が勝利した。

ここまで負けなしと絶好調の首位・FC東京(勝ち点20)は、1-0で勝利した前節のサンフレッチェ広島戦からスタメンを3名変更。チャン・ヒョンス、室屋、大森に代えて渡辺、太田、久保が起用された。

一方、ここまで3試合負けなしの10位・松本(勝ち点11)は、1-0で勝利した前節のサガン鳥栖戦からスタメンの変更はなし。同じメンバーを送り出した。

試合はホームチームが攻勢に出る。3分、ハーフウェイラインを越えたあたりから高萩がボックス内にスルーパス。ボックス左に抜け出した永井が左足で狙ったが、GK村山に防がれた。

前半中盤に差し掛かると、FC東京がイニシアチブを握り松本陣内でボールを回し始める。ハーフコートゲームとなるが、松本の粘り強い守備を崩すことはできず、シュートを打つことができない。25分には、右サイドのクロスからディエゴ・オリヴェイラがボックス中央から狙ったが、相手DFのブロックに遭う。

それでも優勢に試合を進めるFC東京は44分、敵陣中央でルーズボールを拾った久保がドリブルで持ち運びスルーパス。ボックス中央左寄りで受けた永井謙佑がワントラップからゴール右に流し込んで、先制点を奪って前半を終えた。

後半に入るとここまで劣勢だった松本がいきなりチャンスを迎える。47分、敵陣中央左サイドでFKを獲得すると宮阪がボックス右へロングボールを送る。レアンドロ・ペレイラが競り勝つと、最後はゴール前の中美がヘディングシュートを放ったが、GK林の正面に飛んでしまう。

追加点を狙うFC東京は51分、左CKのチャンスを得る。すると、久保のクロスにニアサイドの橋本が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。だが、久保のクロスがゴールラインを割っていたという判定により、ゴールは取り消しとなった。

同点に追いつきたい松本は54分、敵陣深くの右サイドで今井がクロスを供給。ファーサイドのレアンドロ・ペレイラがヘディングシュートを放ったが、GK林がセーブした。

やや押しこまれるFC東京は60分、ボックス左手前で久保がボールを受けると、DFを1人かわしてボックス内に侵攻。そのまま左足でカーブをかけて狙ったが右ポストに嫌われた。続く63分にもFC東京が決定機。敵陣中央でインターセプトした久保がディエゴ・オリヴェイラにパス。相手に囲まれながらもボックス中央手前から狙ったが、今度はGK村山の好守に阻まれた。

迎えた76分、攻勢を続けるFC東京に追加点。久保がボックス中央で橋内に倒されてPKを獲得する。このチャンスをディエゴ・オリヴェイラがしっかりとゴール右に沈め、リードを広げた。

一矢報いたい松本は84分、今井が敵陣深くの右サイドでボールを奪取するとクロスを送る。ゴール前に走り込んできた永井龍がヘディングシュートを放つ。だが、GK林の牙城を崩せず。結局、試合はこのまま2-0で試合終了。勝利したFC東京は4連勝で無敗を継続し首位をキープ。敗れた松本は4試合ぶりの黒星となった。

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