28日、明治安田生命J2リーグ第11節の7試合が各地で行われた。

首位に立つ水戸ホーリーホック(勝ち点22)は、ホームに11位のアルビレックス新潟(勝ち点13)を迎え、0-0のゴールレスドローに終わった。

「令和」を首位で迎えたい水戸は20分、右サイドから木村がクロス。これがそのままゴールへと向かうが、GK大谷がしっかりキャッチ。新潟は28分、ボックス手前からシルビーニョがシュートを放つも、GK松井がセーブする。

ゴールレスで迎えた後半は新潟がペースを握る。58分、渡邊凌がボックス内右から左足でシュートを狙うも、これはわずかに左に外れる。

72分、再び新潟はチャンスを迎える。右サイドから渡邊凌がクロス。ニアサイドに飛び込んだ矢野がヘディングで合わせるが、シュートは枠を捉えられない。さらに新潟は82分、途中出場のフランシスがボックス手前左からシュート。鋭いシュートが枠を捉えるが、GK松井が立ちはだかりなんとかセーブする。

防戦が続いていた水戸だったが86分、サイドチェンジを右サイドで受けた黒川がテクニックを見せて突破。ボックス内に侵入すると、最後はこぼれ球を白井がシュートも枠を外れる。さらにアディショナルタイム、黒川が右サイドでスルーパス。これに反応したジョーがドリブルで持ち込み、最後は横パスを送るも、村田には届かない。

結局、互いに決定力を欠いた試合は0-0のゴールレスドローで終了。水戸は今季7試合目のクリーンシート、開幕から11戦無敗とし、首位をキープしたまま平成を終えることに成功した。



5連勝で自動昇格圏内の2位に浮上した大宮アルディージャは、フクダ電子アリーナジェフユナイテッド千葉と対戦し、0-0のゴールレスドローに終わった。

ここ3試合勝利がない19位の千葉(勝ち点10)と6連勝を目指す2位の大宮(勝ち点20)の対戦。最初に決定期を迎えたのはホームの千葉だった。

4分、左CKから堀米がクロスを送ると、ニアでエベルトンが合わせてコースを変えると、最後は工藤がファーサイドでボレー。しかし、このシュートはポストに阻まれ、ゴールとはならない。

大宮は23分、右サイドでパスを受けた奥井が茨田とのワンツーで抜けると、中央のフアンマ・デルガドへパス。フアンマ・デルガドはボックス手前中央からシュート。GK佐藤はファンブルするも、しっかりとボールを抑える。

攻撃の時間が続く大宮は29分、右サイドからクロスを送ると新井がクリア。しかし、これが小さくなるとボックス内で酒井がダイレクトボレー。しかし、シュートはわずかに右に外れる。

44分には再び大宮にチャンス。大前がボックス手前左からグラウンダーのシュート。ニアサイドを狙ったものの、わずかに左に外れる。

迎えた後半、大宮は左ウイングバックに代えて菊地を投入。3バックの中央に菊地を配置し、河本を左に、河面が酒井のポジションに入った。

大宮は52分にビッグチャンス。左サイドを上がった河面がボックス左からグラウンダーのクロス。これをニアサイドで待ち構えた大前がダイレクトシュートも、わずかに枠の左に外れる。

千葉は54分、左サイドからのクロスを大外から入ってきたゲリアがボックス内でヘッド。しかし、これはGK笠原の正面に飛びゴールとはならない。

大宮は60分、河本からのロングフィードをフアンマ・デルガドが受けると、横パスを受けた大前がボックス手間中央から右足一閃。鋭いシュートがボールに飛ぶが、クロスバーを叩きゴールとはならない。さらに62分、大宮はCKから大前がクロスを送ると、飛び込んだ菊地がフリーでヘッド。しかし、わずかにシュートは右に外れる。

70分、大宮にアクシデント。後半開始でCBの菊地を入れていたものの、CB河本がセットプレーの流れで負傷し、中村を投入。中村が左ウイングバックに入り、河面が3バックの左に戻る形となる。中村は古巣対決となった。

得点が欲しい千葉は75分、右ウイングバックのゲリアに代えて船山を投入。途中出場していた茶島がゲリアの位置に入り、船山をシャドーの位置に入れ攻撃の活性化を図る。

76分に大宮は決定機。左サイドで石川が相手からボールを奪うと、グラウンダーのクロスをニアサイドに走り込んだ茨田がシュート。しかし、これもクロスバーを叩いてしまい、ゴールとはならない。

防戦が続いていた千葉は90分、ボックス手間中央から矢田が左足でシュート。久々のシュートとなったが、GK笠原の正面に飛んでしまう。アディショナルタイム6分にはGK佐藤からのロングフィードから繋ぐと、裏に抜けたアラン・ピニェイロがボックス外からシュート。ニアを狙ったシュートだったが、GK笠原が横っ飛びでセーブする。

大宮アディショナルタイム9分、相手陣内でFKを獲得すると、中村のクロスが流れ、ボックス内の畑尾の足元へ。フリーで畑尾がシュートを放つも、左足のシュートは枠の右に外れゴールならず。そのまま0-0で試合は終了した。引き分けた大宮は前日に勝利していたモンテディオ山形に抜かれて3位に転落している。

その他、5位の柏レイソル(勝ち点18)は12位の横浜FC(勝ち点13)と対戦し、0-0のゴールレスドロー。15位のレノファ山口FC(勝ち点11)と7位のツエーゲン金沢(勝ち点15)の一戦は、0-2でアウェイの金沢が勝利。これで金沢が勝ち点を18とし、参入プレーオフ圏内の6位に浮上。開幕4連勝と快進撃を見せていた昇格組のFC琉球が7戦未勝利となり7位に転落している。

明治安田生命J2リーグ第11節
▽4/28(日)
水戸ホーリーホック 0-0 アルビレックス新潟
栃木SC 1-1 FC岐阜
京都サンガF.C. 0-0 徳島ヴォルティス
ファジアーノ岡山 1-1 東京ヴェルディ
ジェフユナイテッド千葉 0-0 大宮アルディージャ
柏レイソル 0-0 横浜FC
レノファ山口FC 0-2 ツエーゲン金沢

▽4/27(土)
アビスパ福岡 0-1 モンテディオ山形
V・ファーレン長崎 0-0 鹿児島ユナイテッドFC
愛媛FC 1-1 ヴァンフォーレ甲府
FC琉球 1-1 FC町田ゼルビア
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