敵地神戸戦で2-1勝利、前半15分にDF馬渡が息を飲むような芸術的FK弾

 リーグ連覇中の川崎フロンターレは28日のJ1第9節、敵地でのヴィッセル神戸戦で2-1と勝利した。川崎の先制ゴールとなった鮮やかな一撃について、元日本代表MF中村憲剛も「ナイスFK」と称賛している。

 スコアが動いたのは前半15分だった。相手ペナルティーエリア右手前で川崎がFKを獲得。キッカーを務めたのは今季、サンフレッチェ広島から加入した新戦力DF馬渡和彰だ。狙い澄ました一撃は美しいカーブを描き、右ポストに当たりながらゴールに吸い込まれた。

 前半37分、FW小林悠が今季初ゴールを決めて川崎が2-0とリードを広げたなか、後半37分に神戸FW古橋亨梧に1点返されたものの、2-1と勝利した川崎がリーグ3連勝。一方の神戸は泥沼のリーグ4連敗と明暗がくっきり分かれる結果となった。

 そんななか、試合直後に中村が自身のツイッターを更新。「神戸まで駆けつけてくれたみなさん、DAZNで応援してくれたみなさんありがとうございました」と感謝の言葉を綴ったなか、ハッシュタグで「#カズナイスFK」「#悠リーグ初ゴール」「#悠キタ」と言及。馬渡のFK弾と小林の今季リーグ戦初ゴールを称えている。

 DAZN公式ツイッターでは馬渡のFK弾を速報し、息を呑むような一撃を「芸術的なFK」と描写。会場を沸かせた圧巻のFKだが、名手の中村をも唸らせていた。(Football ZONE web編集部)

川崎DF馬渡和彰【写真:荒川祐史】