パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールが問題だ。スペインマルカ』が報じた。

PSGは27日、クープ・ドゥ・フランスの決勝でスタッド・レンヌと対戦。試合は延長戦までもつれ込み2-2のドローPK戦の末に6-5でレンヌが勝利。48年ぶり3度目の優勝を果たしていた。

大会5連覇を目指すPSGスターティングメンバーに名を連ねたネイマール。試合でもゴールを決めたものの、チームは敗れてしまった。

問題は表彰式に向かうスタンドで起こった。準優勝に終わったPSGの選手たちが、スタンドの階段を上がる際、通り道の両脇にいたサポーターが動画を撮影。すると、階段を上がってきたネイマールがそのファンを殴ってしまったのだ。

ファンに手を挙げたことは許されないことであり、暴力行為として証拠が残っている状況。ネイマールはこれにより更なる処分が科される可能性もある。一方で、このファンの行動もかなり問題視されている。

ネイマールのイメージ・コンサルタントを務めるアレックス・ベルナルド氏が自身のインスタグラムで事の顛末を明かした。

主張によると、このファンは階段を上がってくる選手たちに対し、侮辱的な言葉を叫び続けていたようだ。ネイマールの前には、ジャンルイジ・ブッフォンレイヴァン・クルザワ、マルコ・ヴェッラッティ、アンヘル・ディ・マリアが上がってきたが、それぞれに対し「お前は遅い、ブッフォン」、「お前に挨拶はいらない、クルザワ」、「人種差別主義者、ヴェッラッティ」、「ろくでなしネイマールプレーを学べ」と叫んでいたようだ。

準優勝に終わった後とはいえ、自身が応援するチームの選手たち、それ以上に人として浴びせていい言葉ではない。殴られたファンにも問題は大いにあることがわかるが、それでも手をあげてしまうのは違うだろう。「チームメイトを守った」とベルナルド氏は主張しているが、果たしてどのような処分が下されるのだろうか。

なお、ネイマールチャンピオンズリーグのラウンド16・2ndレグのマンチェスター・ユナイテッド戦で、PKの判定に怒りをあらわにし、自身のインスタグラムで批判を投稿。これにより、来シーズンのチャンピオンズリーグ3試合の出場停止処分が下されていた。

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