1-2で迎えた後半アディショナルタイムカットインから左足で同点弾を叩き込む

 ベルギー1部シント=トロイデンのMF関根貴大が、現地時間28日に行われたプレーオフ2第6節のベールスホット戦で欧州移籍後初ゴールを奪った。日本代表DF冨安健洋、同FW鎌田大地との3人の連携から鮮やかな左足シュートをファーポストへ突き刺した。

 1-2と1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムシント=トロイデンは右サイドから“日本人トリオ”で相手守備陣を切り裂いた。

 右サイドのタッチライン際で冨安からパスを受けた関根は、自信の背後を駆け上がる冨安をおとりにして中へカットイン。ペナルティーエリア内にいた鎌田とワンツーを決めてゴールに迫ると、GKが全く動けない鋭いシュートを左足で突き刺した。

 昨夏にシント=トロイデンに加入した関根はこれが移籍後初ゴール。2017年に浦和レッズから移籍したドイツ2部インゴルシュタットではゴールのなかった関根にとっては、記念すべき欧州での初得点にもなった。

 この試合にはDF遠藤航も先発出場しており、日本人選手4人が同時にピッチ立っていた。そのなかで冨安、鎌田、関根によるホットラインが開通し、チームを敗戦の危機から救った。(Football ZONE web編集部)

シント=トロイデン移籍後初ゴールを決めたMF関根(左)【写真:STVV】