Oh...SUPER DUPER!!!!!!

【写真を見る】TPDのパフォーマンスにはいつもDOKI DOKIさせられる

東京パフォーマンスドールのワンマンライブが終わり、4月下旬にしては肌寒いハマ風を浴びて最初に出てきた言葉はこれだ。

彼女たちの新曲タイトルになる前から、日常生活でも使っていた言葉なもんで、もう自然に出てきてしまったよね。ちょいちょいウーパールーパーって言っちゃうけど。

それはともかく、本当に余韻がすごい。同伴の手ぶライターがあの曲も良かった、この曲も良かった、(高嶋)菜七さんは芸人さんみたいだね、など帰りの電車で言っていたが、申し訳ないけど頭の中はライブリプレイエンドレスで流れていて、全然覚えていなかったほど、余韻がすごい

余韻だけで丸2日ボンヤリしてしまって記事を書くのが遅れたほど。うん、ただの怠慢だね。

本当に“平成最後”のTPDライブを生で見られて良かったし、引き続き令和時代もどこへでも駆け付けたい。

6人組ガールグループ・東京パフォーマンスドール(通称:TPD)が、4月27日神奈川DMM VR THEATERで「DMM VR THEATER presents Future LIVE~vol.5 東京パフォーマンスドールダンスサミットVR~」を開催。

今回もWEBテレビジョン・TPD班が潜入し、主観丸出しのライブリポートを公開する。

■ 1曲目から“一目ぼれ”

TPDのワンマンは3月17日の渋谷 LIVE CIRCUITファイナル公演以来だが、その後も赤の流星インタビューや、同・ワンマン、じょにーを訪ねて三千里…上西星来の「NEXT JAM」取材、橘二葉の新喜劇…じゃなくて「REizeNT~霊前って…~」取材、リーダーLINE LIVE…は勝手に見ていただけか。

ありがたいことに定期的に現場でお会いする機会はあったものの、やはりグループのワンマンは格別。

本人たちの気合乗りも違うだろうし、こちらも前の晩から眠れないほどワクワクした。ましてや、2018年9月1日以来のDMM VR THEATERだ。気合が入らない方がおかしい。

お客さんも前回のVR THEATERは中盤にリーダー・高嶋から促されるまでおとなしく座ってライブを見ていたのに、今回は最初っからオールスタンドアップ状態。それは高嶋がお昼のLINE LIVEで「最初から立って見てくれたらうれしい」とお願いしていたのももちろんだが、誰もが待ちに待った舞台だったからだろう。

そんな会場の熱気を肌で感じながら、流れてくる映像と音楽に身を任せていると、6人が現れ、高嶋の「ダンスサミットVRへようこそ、今日はみんなで歌って踊って楽しんでいきましょう!」のあいさつから、1曲目にいきなり「SHINY LADY」を持ってきた。

なるほどスマホの電源の切り方が分からなくなりがちな脇あかりが「一曲目から…」とウッシッシな絵文字を付けてツイートしていたのは、こういうことか。

本編あるいはアンコールラストを飾ることが多い曲だが、1曲目に聴くとまた趣を異にしてイイ。個人的にも大好きな曲とVRの融合に心拍数がグングン上がっていく。

輝く星のような光が下から上へ昇っていく演出もいいし、メンバーの手の動きに合わせてそれが動くのも気持ちいい。それにバキバキのダンスブロックでの激しい映像表現もまたソソる。

1曲で既に1ライブを見終えた後のような多幸感を味わっていると、2曲目には浜崎香帆と橘が考案したLovelyダンスでおなじみの「Lovely Lovely」。

リリースされたのが前回のダンサミVR後だったこともあり、当然こちらもVRシアターはじめましてだったのだが、抜群に映える。途中から生でMVを見ているような錯覚すら覚え、ダンスや歌はもちろん、「DOKI DOKI」とか「Lovely」とかデカ文字が飛び出してくる演出。

みんな大好き「ピッタラッパーリ」の時に泡のようなものがふわっと出てくるところもかわいらしさを助長していた。

Lovelyなムードが充満してきたところで、前回のダンサミVRでもあった「Honey!Come Come!」「Kiss x Bang Bang!」「現状打破でLove you」の、通称「ハニカム KissLove you」(※名称は非公式)メドレー

赤い車でドライブに出掛けたTPDは、浜崎のルンルン気分が表に出ちゃっているかのような歌い出し、髪をバッサリ切って印象が変わった櫻井紗季のいさきカットインVR、と見どころが怒涛のように続き、「Kiss―」では投げキス×ハートの演出だったり、メンバー6人が3×3になってハートの中に入ったり、こちらもラブ多めの展開。

「現状打破―」では、新年度最初にして平成最後のSEIRA様「瞬間でひっとめぼれ」がもふっと決まり、いい平成の締めくくりになりそうな予感。個人的には「パラリなう」の文字表示にクスリなう。

このキュートな流れを変えたのは「Collection feat ☆Taku Takahashi(m-flo)」。こちらもVRライブデビューだが、長年VRでやってましたけど感があるほど、自然に映像とのリンクが行われていた。

さすがは6人のハッピーガールズ。短いスパンで完成度の高いものを作り上げてくれた彼女たちに敬意を表したい。

タイプの違う美女たちのソロ曲3連発

5人が去り、上西のみステージに残ったと思ったら、ソロ曲「恋」のイントロが。ここからはワンマン恒例のソロ・ユニットコーナー

本人も終演後、SNSで「今日なんだかどしっと構えて落ち着いてライブができた」とつづっていたが、見ている側もそれは伝わった。イントロが流れて曲へといくまでの立ち居振る舞いが、どこぞのディーヴァのそれ。

彼女のイメージなのか、映像はピンク多めで、ちょっとマカロン女子感があふれていたが、「ありがとう」と一言去っていくその姿には貫禄すら感じた。

続いて前髪いじりが趣味のOLのような子が現れ、誰だろうと思ったら、お肉大好きリーダーかい。相変わらず流麗な英語を駆使してソロ曲「be alright...」を歌い上げる。

前回のVRもそうだったが、今回も日本語訳が映像で流れるスタイルで、感情移入もしやすく、聞き入っていると、続いて“バースデーガール”浜崎の「Over The Rainbow」。

リリイベ初日(5月2日)が誕生日ということで、平成最後ならぬ21歳最後のライブとなる彼女だが、「ZIP!スタジオ出演Ver.のような服装に背景の空模様&虹が抜群にマッチし、さながらお天気お姉さんのよう。Lovelyダンスで共演した“天気予報の女神”貴島明日香とのWお天気中継も見てみたいな。

ここまでの穏やかな雰囲気を一気に変えたのは、「香帆ちゃんお誕生日おめでとう~!」と入ってきた、櫻井、脇、橘というにぎやかな3人組の歌う「クレイジコースター」だ。

ユルユルのパーカー姿がとてもキュートで、デカ文字の「ハイ!」連発もインパクト大。何より無邪気な3人のパフォーマンスに、かわい過ぎ注意報が発令されたとか、されないとか。

語彙力は全然伸びないのに、鼻の下ばかり伸びてしまっていると、ここでブレイクとばかりにダンス曲「Neo Elements」でムード一変。

ダンスの申し子・橘の早着替え&高速ダンスから、アクロバット浜崎の力強い踊り、そして両サイド側転で入れ替わるように現れたSHINYダンサー・脇のビビッドダンスへと続き、麗しの知的美女・櫻井&TPDのミューズ・上西のターンを経て、TPDのBOSS・高嶋の登場で全員集合

普段のライブでも心躍るのに、これに映像の美しさがいい意味で追い打ちをかけるように盛り上がりに拍車をかけ、後半戦へ。

■ VRの申し子・ここにあり!

後半戦1発目は、この舞台と最も相性が良い曲と言っても過言ではなさそうな「Shapeless」。

こちらもミュージックビデオそのままの世界がステージに広がっているかのようなシンクロ感と、リリースして約1年間、大事に歌ってきたのが分かるボーカルの成熟具合が、たとえ薄いベールに包まれていても、あまりにもクリアに見えた。

終盤の上西をほぼセンターにした「星座になれる~」のフォーメーションとポーズが、いつもと違って見えたのもVRシアターならではなのだろうか。

続く、先代TPDより歌い継がれる名曲「ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-」では、大都会のビル群が映像で映し出される中でパフォーマンス

果たしてこのダイヤモンドたちは令和になり、新しい時代にどんな輝きを放つんだろう…と物思いにふける余裕もなく、ノリのいい音楽とともに高嶋の「まだまだイケるよね~」のあおりから「FREEDOM」へ。

ラップ調のボーカルから、いつの間にかライブハウスステージが変わったかのようにガンガン攻めまくるTPDたち。生半可なラップってともすれば“棒読み”になりがちだが、TPDのラップは全員聴いていて心地いい。

この時間がエンドレスで続けばいいのに、と浸っていると橘の「皆さんタオルの準備はできてますか~?」のあおりから、タオルソング「Are you with me??」へ。

一部、慌ててナイロンを開けてタオルを取り出すファンもいたが、みんな準備万端タオルを振り回し、背景の大玉花火映像も相まってフライングで夏がきたかのような盛り上がり。

そのムードのまま「Hey, Girls!」タイム。光の演出をも切り裂くかのような高嶋の歌い出しから、こちらも確実にボーカルの幅が広がって自信をつけた感じの脇の歌唱へと続き、サビでは「HEY!」「YEAH!」「HI!」の文字も後押しして、“誰とも比べられない”唯一無二の空間がそこにはあった。

終盤、高嶋と浜崎の掛け合いボーカルで、向き合って歌っている間を笑顔のSEIRA様が割って入ったのも印象的だった。

そして待ちに待った時間が…。そう、強めのレーザー光線が会場と脇の突き出した指を照らしたと思ったら、ちょうど前回のダンサミ以来に生で見る「逆光×礼賛」だ。思わずノートを放り投げて踊り狂いたくなるのを必死に抑えた。

エモい”って言葉はここで使わなきゃいつ使うの?と言いたくなるくらいそれはそれはエモく、エモーショナル・オブ・ザイヤーは決まったんじゃないかなと、勝手に脳内で受賞式を行う程度には感情が持っていかれていた。

高嶋を先頭としたピラミッドフォーメーションも胸アツ。何度でも書くが、6人でもこのフォーメーションの破壊力は全く損なわれない。激し目のレーザー光線がたっぷり降り注ぎ、もういっそレーザーになりたいと思ったファンも少なくないのでは。いや、いないか。

そのまま激し目のノリで“後半たたみかけ三銃士”の1曲「DREAM TRIGGER」へ。あと2曲は?と聞かれると困るので、話を変えると今回もメンバー引き金を引いたら銃で撃ったような演出が。

このキュートな銃撃者たちは何発撃つんだい!ってくらい華麗に撃ちまくり、本編ラストデビュー曲「BRAND NEW STORY」。

“光のドア”を開ける演出あり、間奏の二葉ダンスからのキック、そしてその辺の扇風機より風がきそうな菜七ヘッドロールに合わせて光の演出もされており、この舞台ならではのBNSで幕を下ろした。

アンコール&香帆バースデー

アンコールバースデーガールを祝福する意味も込めて「香帆ちゃん」コール

それに応え、再登場は浜崎の「アンコールありがとうございます。今日はTPD平成ラストライブアンコールも盛り上がっていきましょう!」の掛け声から、この舞台に映えそうな楽曲「Glowing」へ。

予想通りの安定感で映像とのリンクを見せると、終盤には高嶋と浜崎が指を重ねていちゃいちゃしてるなーと思ったら、まさかの“E.T.”のイメージだったか。

これがこの日のラストソングで、歌の後は浜崎のバースデーコーナーへ。薄い膜が張られたステージからステージ下に降りて、観客の目の前に。

浜崎に「29歳説」が浮上したり、浜崎が櫻井の年齢追い越した説が出たりと、わちゃわちゃしながら「ハッピーバースデー」の合唱へ。

櫻井の声がかれてしまうというハプニングもありつつ、普段から仲良しのTPDらしく、ファンの目の前で仲むつまじいバースデー祝いが繰り広げられた。

あらためて、浜崎は22歳の抱負を「平成から令和になりますし、22歳になってすぐに『リューン』が始まるんですけど、去年出させていただいて本当に舞台・ミュージカルが好きだなって実感したので、22歳はTPDもですが、皆さんにミュージカルでの姿もたくさん見せられるように頑張っていきたいです。

東京パフォーマンスドールとしても、この大好きなメンバーで一緒に夢をつかみにいきたいなと思います。これからも応援よろしくお願いします!」と真面目な彼女らしく丁寧に語り、感謝を込めた。

その後はそれぞれソロの舞台やアニバーサリーライブ、新シングル、リリイベなどの告知を一通り行い、ダンサミVRは幕を下ろした。

前回はVRに“後押しされた感”も多少あったが、SLCを完走して一回りも二回りも大きくなったTPDは、VRに負けない輝きを放つパフォーマンスを見せてくれた。むしろ本人たちが映像を自由自在に操っているかのような存在感

もちろんダンサミVRを今後も見てみたいのは確かだが、存在自体が光輝く彼女たちのことだから、新しい時代に入り、例えどんな舞台でライブをするとしても、ファンを満足させるものを見せてくれるはずだ。

まだライブに行ったことがないという人は、ひとまずリリースイベントでそれを確かめてほしい。

いや、まずは自分でウラを取らないといけないか。こっそりと確かめに行こう。

それより、いさきさんの喉はもう大丈夫かしら。(ザテレビジョン・取材・文=蒼野星流)

「Lovely Lovely」もキュートな仕上がりに!