現在放送中の、御曹司と庶民JKカップルを描く恋愛ドラマ「高嶺と花」(フジテレビ系)と、女装家の教師が学園ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系)の2作品に出演中の若手女優・竹内愛紗。

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「高嶺と花」ではヒロインの野々村花、「俺のスカート、どこ行った?」では、2年3組の生徒・今泉茜を演じている。これまでは映画「十二人の死にたい子どもたち」などで物静かな役を演じてきたが、この2作品では活発な女子高校役を好演している。

■ 元気なキャラクターの方が自分に近い

――まずはヒロインの花を演じている「高嶺と花」からお話を。今作は少女漫画が原作ですが、どのように読まれましたか?

高嶺さんと花ちゃんのテンポ感が面白く、花ちゃんは表情がクルクル変わるので、世界観を崩さないように演じたいと思い、表情の研究をたくさんしました。友達と一緒にいる時のはっちゃけているテンションは、普段の自分に似ているので、そこは自分自身と重ねて役作りしました。でも、花ちゃんは10歳も年上の高嶺さんにここまで言っちゃうんだ!とびっくりしちゃうほど言ってしまって、そこは似てないです(笑)。

――花を演じる際に意識したことは?

本当に表情がクルクル変わるので、セリフを言う時は1回1回表情が重ならないように意識しました。あとはセリフがすごく多いので、噛まないようにとにかく練習しました

――花は高嶺と最悪のお見合いで出会いましたが、なぜか高嶺は花が気に入り、腐れ縁のようになっていきます。竹内さんは高嶺のどこに魅力を感じますか?

カッコつけるし、俺様キャラなので、(見合いの席では被っていた)カツラを投げ付けましたけど、しつこいなと思いつつ、ちょいちょい見せてくる高嶺さんらしい優しさがかわいらしいし、素敵だなと思います。

――5月6日(月)放送の第3話以降もそんな2人のツンデレっぷりが見どころでしょうか?

高嶺さんと花ちゃんのやりとりが可愛らしかったり、2人は愛おしくなる存在だと思うので、そこを楽しんでいただけたら。それからコロコロ変わる花ちゃんの表情にもぜひ注目してください。

■ クラスメートの名前の覚え方は?

―― 一方、「俺のスカート、どこ行った?」も同じ高校生役ですが、作風など全く違いますよね? 「俺スカ」の高校生活はいかがですか?

学園ドラマが今回初めてで、クラスメートが30人もいるので、皆さんの名前を覚えることがまず大変でした。私たちは高2年ですが、高1から同じクラスで仲良しの設定だったのですが、最初は誰がどういうキャラクターかも分からなかったので緊張しました。

――第1話は原田先生がみんなの名前を覚えているのかが一つのテーマになっていましたが、竹内さんはどうやってみんなの名前を覚えたんですか?

一人一人役名を聞いたら、脚本で読んでいたキャラクターとその人自身が合っていたんです。例えば、エマちゃん(宮野陽名)だったら、名前はエマだけど純日本人。でもハーフっぽさがある、という設定にぴったりで。他のみんなもそれぞれ特徴が合っていたので、意外と覚えやすかったです。

――撮影を見ていても、本当の学校のように仲がいいですが、どんな風に仲を深めていったんですか?

確かに最初は「名前なんでしたっけ?」という感じで互いに聞き合ったりしていたんです。制服を着ていると同い年に見えますが、実際の歳はバラバラなので、年齢を聞き合ったり、あと関西出身の方が結構多いんです。あちこちで関西弁が飛び交っていて、(記事の写真を指しながら)この2人(彦根役の葵揚と岩木役の兼高主税)の会話はまるで漫才。監督も関西出身の方なので、ツッコミが面白くて、自然と活気があるんです。

■ 「お疲レインボー」を流行らせたいです(笑)

――その中でも仲がいいのは?

エマちゃんとさっちん(宇田彩花演じる小松紗綾香)です。しりとりしたり、あっち向いてホイしたり、ドレミの歌ゲームをしたり(笑)。そういえば、クラスメートのみんなとは「いっせーのせ!」っていう親指ゲームで盛り上がったことがありました。これって地域によって掛け声が違うんですよね。「指スマ〜」とか、「きんきら〜」とか、全然違って! それでみんなで「えっ!?」ってなってました(笑)。

――原田先生はいかがですか?

すごくかわいくないですか!? だんだん何かのキャラクターに見えてきて、本当にかわいいな〜って!

――でも、実際に竹内さんの担任が原田先生だったら、どうします?

高2はこれから進路などを考え始める時期で、先生とのコミュニケーションも大切ですが、原田先生にはいろいろ話せないなと思いました(笑)。やっぱり教師になったのはお金のためと言っちゃう先生には、話せないかな?と思ってしまいます。

――確かにそれはありますね。では、原田先生役の古田新太さんはいかがですか?

サバッとしていて、すごく好きです。第1話で若林(長尾謙杜)くんが飛び降りる時の「じゃ、飛び降りれば!」という時のセリフの言い方がすごくスッキリしていてすてきだなって。あと、第2話で原田先生がチア部の顧問になって、寝不足になり、教室で寝ていて注意された時に「朝練あって大変なんだもん」と言った後に「ねー?」って言うんですね。その「ねー?」の顔がすごくかわいくて、たまらないかったです。あと、「お疲レインボー」とか流行らせたいです(笑)。

■ 今、振り返ると青春してたなって思います(笑)

――実際の先生で印象に残っている先生は?

中学校の時の吹奏楽部の先生がとても印象に残っています。全国大会に出るぐらいの強豪の吹奏楽部で、先生もとても厳しく指導されていたんですけど、みんなの雰囲気が悪かったりすると指揮をしている途中でも怒って出て行ってしまったりして。それぐらい熱い先生だったんです。

私は副部長だったので、部長と一緒に先生のところに行ったりしていました。今、振り返ると青春してたなって思います(笑)。第2話で結衣ちゃん(髙橋ひかる)がチア部で怪我をした時は、私も口を切ったりして大変だったことを思い出しました

――今回、竹内さんが演じている今泉茜も活発な女の子ですね。

花ちゃんも活発ですが、茜ちゃんはまた違う活発さのある、すごく前向きな子です。アクティブで男の子っぽいサバサバした雰囲気もあって、かっこいいなと思います。クラスの中に仲良しのグループがありますが、茜ちゃんは友達思いのところがあるので、プロデューサーさんとお話しした時にも「誰とでも仲良くするキャラクターだよ」と言われたので、普段からみんなと話しています。

――5月4日(土)放送の第3話では不登校だった光岡(阿久津仁愛)がついに教室に姿を見せますが、茜はそんな光岡にも親切ですよね。

そうですね。ちょっと励ますというか、光岡くんに対してもずっとポジティブな発言をするんですよね。監督には「(気持ち的に)ちょっと跳ねていて」と言われたので、特に明るく元気になるように意識しました」

――これからの展開も楽しみですね。最後に、きょう5月1日から世の中は平成から令和になり新時代を迎えますが、個人的に挑戦して見たいことは?

空を飛んでみたいという思いをずっと持っているので、スカイダイビングに挑戦してみたいです!(ザテレビジョン

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