中川大志が、発売中の週刊ザテレビジョン5/10号の連載「Be Ambitious!」でムロツヨシと対談した。

【写真を見る】「LIFE!~人生に捧げるコント~」で共演している中川とムロ

俳優でありながら「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK総合)ではコントにも挑戦している2人。そんな両者が、お互いの印象や、コントを通して学んでいるものを語り合った。

■「出演当初、他の共演者の方との懸け橋になってくれたのはムロさん」(中川)

まずはお互いの印象を聞いてみると、中川は「番組に出演させてもらうようになったころ、ムロさんが緊張をほぐしつつ、周りの方との懸け橋になってくださったんです。本当に優しくてカッコいいなって!」と当時の印象を告白。

それを聞いたムロは「いやいや~」と照れつつも、「僕も芸人さんとコントをやることへの緊張感はとてつもなくあるから、気持ちは分かるというか。多分ね、『コントだから何かやらなきゃ』って考えているだろうなと思ったの。でも『LIFE! ―』の台本はしっかりしているから僕らが付け足さなくても大丈夫だし、ドラマの現場とそれほど変わらないことは伝えたくて」とその真意を明かした。

実は、番組開始当初から出演しているムロにも苦悩はあったようで、「もっとこうできたんじゃないか、力を全然発揮できてないんじゃないかって。うまくできなかった日は、帰り道すげ~暗かったもん(笑)。でもね、今も一緒だよ。毎回あがいているのは変わらない」と語り掛けると、中川も深くうなずきながら聞いていた。

■「芸人さんは瞬発力が全然違うよね」(ムロ)

そんな2人に現場で体感する芸人のすごさを聞くと、中川は「芸人の皆さんってキャラクターの作り方、見せ方のメーターの目盛りが違う気がしません? 出てきた瞬間に、『この人はそういう人だ』って分かるんですよね」と語る。

するとムロも、「瞬発力が僕らと全然違うよね。内村(光良)さん、田中(直樹)さん、塚地(武雅)さん…本当に皆さん、全然違う角度からお芝居をされるし」と同意。俳優としてドラマや映画などで活躍する2人だが、本職の芸人が演じるコントに驚かされているようだ。

■「『大臣、あなたをお守りします。』はドラマのような現場」(中川)

中川とムロのコンビといえば、最近ではコント「大臣、あなたをお守りします。」も話題。ムロが大臣、中川が彼を守る新人SP・朱雀守に扮しているが、毎回、朱雀守は大臣に危険が迫っていると勘違い。身を挺して守ろうとした結果、壁ドンやバックハグなど胸キュンシーンを連発する。

中川が「さっきドラマの現場と変わりないという話が出ましたけど、このコントはまさにドラマっぽいです」と語れば、ムロも「ロケ撮影だし、撮り方も完全にドラマ。大志から壁ドンとかバックハグされた瞬間だけ、急に『LIFE!―』に戻るっていう(笑)」と笑みを見せる。

その壁ドンやバックハグについては、中川は「僕は少女漫画原作の作品で培ったものをムロさんに全力でぶつけるのみです(笑)」と、これまでの出演作での経験を生かしているという。これを聞いたムロも「壁ドンのとき、目線を外してよそを向いている顔がまたカッコいいの。培ってきたものが違うなって」と、しっかり板についた演技を認めていた。

対談中も終始笑顔を見せていた両者。今後も息の合ったコンビネーションで新たなコントを見せてくれそうだ。(ザテレビジョン

中川大志とムロツヨシがコント対談!