電車内での座席をめぐるマナーについては、度々議論が巻き起こっている。
『Yahoo!知恵袋』に、幼稚園児が座っていた席を、中年男性が横取りしていた…とするトピックが寄せられ、「母親の対応」を評する声が相次いでいる。
■席を離れてしまった幼稚園児
投稿者が乗車した電車内で、幼稚園児らしき子供が優先席に座り、少し離れたところでベビーカーを持って母親が立っていた。
ところが、子供は何かに興味を惹かれたのかフラッと席から離れてしまい、その空きに中年男性が席に座ってしまったという。
ほどなくして子供が戻ってくるも、その男性が席を立つ気配はなし。子供は母親の元へ行き「ママ、おじさんに取られた…」と小さくつぶやいた。
■母親の対応は…
すると、母親は「あんたが座っておかなかったからでしょ!」と子供を叱ったという。
この光景に、投稿者は「確かにそこで何か言うとおじさんのかんに障るかもしれないし、座っとかないと取られるのは大人の中では常識です。しかしそれでいいのだろうか」と合点がいかない様子。
「こういう場合は何と言ってあげたらいいんでしょうね」と、意見を求めている。
■親としての対応に納得の声
こちらのトピックには、我が子に「座っていなかった自分が悪い」と教えた母親の対応について、肯定的な意見が多数寄せられている。
「母親の対応でよいと思います。社会勉強です。みんながみんな、子供に寛容ではありませんから。大人げなく見えるオッサンにも何か事情があるかもしれませんし。加えて、指定席でもないんだから、誰が座ろうが自由です」
「座っとらんからでしょ! で、私もそういいます。おじさんの顔色を見てとかではなく、純粋に」
「母親の言い分は正しいけど、私なら怒らずに言うかな。電車の椅子は皆で使う椅子から、あなたが使ってないときは他の人が座るんだよー、と」
中には、「子供はショックを受けているわけで、怒る必要はなかったのでは?」との声も。
■子供を叱ると「やりすぎ」と思われがち?
しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1,498名を対象に調査を実施したところ、全体で2人に1人の人が「親が子供を叱るのを見て『やりすぎでは…』とかわいそうに思ったことがある」と回答した。
投稿者のように、いざ子供が叱られている現場を目の当たりにした際、かわいそうだと感じた経験のある人は少なくないようだ。
「子供への教育」と「社会のマナー」、どちらもひと言では片付けられない難しいテーマである。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年7月13日~2018年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1498名 (有効回答数)
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