リバプールのブラジル代表MFファビーニョと接触した際に左拳が相手の顔を直撃

 バルセロナスペイン)は現地時間1日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦でリバプールイングランド)に3-0と勝利した。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは2ゴールと大車輪の働きを見せた一方、試合中に相手MFの顔面にパンチする形となった瞬間が拡散して物議を醸している。

 試合はバルセロナが終始ペースを握った。前半26分、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスのゴールで先制。後半30分にはスアレスのシュートがバーに跳ね返ったところをメッシが押し込んで2-0とリードを広げた。続く同37分、相手ゴールまで約25メートルの位置からメッシが絶妙なFKを叩き込んだ。

 バルセロナ通算600ゴールを達成し、チームを勝利に導いたメッシだが、ある場面に注目が集まっている。

 バルセロナが2-0とリードして迎えた後半36分、敵陣中央でパスを受けたメッシがドリブルで持ち上がり、リバプールのブラジル代表MFファビーニョと対峙。メッシスアレスにパスを出すと同時に前方へダッシュしたが、直後に両者が衝突した。次の瞬間、メッシの左拳がファビーニョの顔面を直撃。強打されて痛がっていたファビーニョだが、最終的にメッシへのファウルを取られてイエローカードを提示されている。

接触で偶然生まれたワンシーンに海外ジャーナリストが言及 「メッシK.O.で勝利」

 このプレーで獲得したFKをメッシが沈めたなか、クローズアップされているのはメッシが相手の顔にパンチしたワンシーンだ。

 米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」の公式ツイッターは「ファビーニョとメッシの間で何が起こったのか?」と記し、問題シーンの画像を添付。またコロンビアメディア「Balon Dividido」の公式ツイッターは「物議を醸す状況」と伝えた。一方、スペインのテレビ番組「El Chiringuito」でジャーナリストのホセ・ルイス・サンチェス氏は「メッシがファビーニョとの戦いにK.O.で勝利」と冗談交じりで語っている。

 接触の際、図らずも相手の顔に左パンチするような形となったメッシ。偶然生まれたワンシーンが思わぬ形で広がっているようだ。(Football ZONE web編集部)

バルセロナFWメッシ(左)【写真:AP】