EL準決勝は1-1ドロー ロフタス=チークの技が「スキル・オブ・ザ・デイ」に選出

 チェルシーは現地時間2日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝第1戦でフランクフルトと対戦し、1-1と引き分けた。貴重なアウェーゴールを持ち帰ることに成功したチェルシーだが、イングランド代表MFルーベン・ロフタス=チークが元日本代表MF長谷部誠の股を抜く“無慈悲”なテクニックを披露。EL公式インスタグラムはこの日の最優秀スキルを決める「スキル・オブ・ザ・デイ」に選出している。

 長谷部ボランチに配置したフランクフルトを相手に序盤から苦戦を強いられたチェルシーは、前半23分にセルビア代表FWルカ・ヨビッチに先制点を与えてしまう。しかし、0-1で迎えた同45分、CKのこぼれ球を拾ったロフタス=チークがペナルティーエリア内でスペイン代表FWペドロ・ロドリゲスへと渡すと、そのまま左足を一閃。ゴール右隅に突き刺さり、同点弾を決めた。

 そんななか、EL公式インスタグラムはロフタス=チークが華麗なテクニックを駆使して見せた突破に脚光を当てている。浮き球に対しブラジル代表MFウィリアンが胸を使ってダイレクトパスを送り、それを受けたロフタス=チークが巧みにコンロトールすると、対面した長谷部の股を通すドリブル突破を披露。EL公式インスタグラムは「ウィリアンの胸パスからロフタス=チークの股抜き」と文章を添え、動画を公開している。

 コメント欄では「100点のスキル」「ワールドクラスだ!」「なんてプレーヤー!」「無慈悲だ」とファンからも反響が寄せられていた。今季序盤戦はベンチを温める機会の多かったロフタス=チークだが、中盤以降は見事に出番を勝ち取っている。攻守の要を担い、この日もアシストを記録したイングランド人選手は第2戦でも鍵を握る存在となりそうだ。(Football ZONE web編集部)

ロフタス=チークの技が「スキル・オブ・ザ・デイ」に選出【写真:Getty Images】