「イケメンが傷だらけになる様が見たい」という、女性なら誰しも持っている願望をかなえる番組「傷だらけのイケメン達」(dTVチャンネルのひかりTVチャンネル+で配信中)。今をときめくイケメン若手俳優が、さまざまなシチュエーションのもと、毎回何かしらのトラブルに巻き込まれ、傷つき汚れていく姿をアクションシーン満載で描く。思わずさらけ出してしまう素のリアクションや表情が堪能できると評判だ。5月配信の回に登場する俳優の南圭介に、番組の感想からプライベートまでいろいろと語ってもらった。

【写真を見る】上半身がはだけ、ツタで縛られてもイケメンは“イケメン”

■ ツタで縛られるのは初体験!

桜が満開の都内某所。4月に入り、ぽかぽか陽気が続くのかと思いきや、ドラマ収録日(4話分を1日で撮影)は思わぬ寒の戻りで、真冬並みの寒さ。そんな寒空のもと、傷つけられ、ぼろぼろになりながらも奮闘した南圭介が、帰りのロケバスの中でのインタビューでも大奮闘!!

ーー寒い中での撮影、お疲れさまでした。

「外は風が冷たくて日陰と日向の温度差がものすごくありましたね。それにしても、とても濃厚な一日でした。着ている服をビリビリに破られたり、手錠をかけられたりと、まさに非日常的な内容だったので、自分の中で新しい経験をしたな、という感じです。精神的にひとつ強くなったような気がします。今までも戦って傷を付けられる経験はあったのですが、まさかツタで縛られるとは思いませんでした(笑)」

ーー今回のオファーが来た時、率直にどう思われましたか。

「2つありまして…。1つは、どんな傷を付けられるんだろうっていう興味。もう1つは、まだイケメンと呼んでもらえるんだという喜びです(笑)」

ーーイケメンが傷つき汚されて、それを見て喜ぶという番組のテーマをどう思いますか。

「いいですね。ぜひ、南で楽しんでもらいたいです(笑)。『傷だらけのイケメン達』のファンの方にも、初めてご覧になられる方にも、ゾクッとしてもらえたら嬉しいですね。そして、さらに芝居としてもアートとしても何か、“おっ”、というものを感じてもらえたら、もっと嬉しいです」

■ 南のフェチズムは、ふくらはぎ

ーー南さんのフェチを教えてください。

「そうですね、僕の異性に対するフェチズムは“ふくらはぎ”です。女性が高いところの物を取ろうと背伸びをして、そのときに、ふくらはぎがキュッとなる瞬間が好きです。そんな風に頑張っている女性は素敵だな、手伝ってあげたいなと思います(笑)」

ーーでは、どんな女性がタイプですか。

「芯のある女性、強い女性にひかれます。僕は大学時代にジェンダー経済学という授業で、パイロットなど様々な職業で活躍されていらっしゃる女性たちの勉強をして、卒論でも“今以上に女性の力が必要になってくる時代が来る”といったことを書きました。経済学部で女性観について勉強をしていたわけです(笑)。そんなことからも僕は若い頃から、自立していて、自分の世界観を持っている女性に憧れがありました」

■ 30代後半に向かう男としては、色気を身につけたい!

ーー南さんにとってイケメンの定義とは?

「瞬間的に捉えられるのは顔だったりフォルムだったりするとは思いますが、ハートを大事にしたいと思います。強さと優しさを兼ね備えている人、心のイケメンこそ真のイケメンだと思えますし、そこを目指したいです。そして、セクシー(笑)。色気は必要ですね。これから歳を重ねていく上で色気は大事になってくるので、大人としてのセクシーさを身につけていければいいなと思います」

ーー目標となるイケメン俳優は誰でしょう。

「ご一緒させていただいている現場が多いんですが、高橋克典さん。ダンディーでセクシー、そしてワイルド。さらに優しさと強さを兼ね備えている、まさに真のイケメンですね。年下では、もうだいぶ前にドラマで共演した三浦春馬くん。セクシーで包容力もあって本当にイケメンだなと思いましたね。海外の俳優では、ブラッドリー・クーパー。遊び心があって色気もあって、好きですね」

■ “表現者の南”と呼ばれたい

ーー役者になるきっかけは、どんなことだったんですか。

「小さい頃からヒーローに憧れて、よくヒーローごっこをして遊んでいました。その願望は、大人になっても強くあって、ヒーロー番組のオーディションを受けたんですが、それには落ちてしまって。それでも諦めずまた来年も挑戦しようと思っていた、ちょうどその頃に舞台『ミュージカル テニスの王子様』の話があり、本格的に芝居に取り組むきっかけになりました。ヒーローものへの憧れは、その後も持ち続けて十年越しの願いがかない、キュウレンジャーの一員になれたときは本当に嬉しかったです。ヒーローになれたことを10年前の自分に伝えてあげたいです(笑)」

ーー子供の頃の夢をかなえ、これからはどんなことにチャレンジしたいですか。

ラブコメとかが好きなので、役者としてはコメディーに挑戦したいと思います。また最近は世界各国に行く機会が増えているんですね。この前も映画のプロモーションでドイツベルリンに行き、スピーチする機会をいただきました。その帰りに寄ったスロバキアではフォトブックの撮影をしました。そこで出会った方々や出来事がとても印象的で、スロバキア観光大使になりたいと思ったくらいです。そんな風に、どんな形でもいいので日本と海外を繋ぐ架け橋になりたいという思いを強くしました」

ーー俳優、役者という域を超えていきますね。

はい。今も、俳優以外にMCの仕事もやっていますし。いろいろな呼び方があると思いますが、これからは、“表現者”と言われたら嬉しいです」

■ 多彩な特技の持ち主

ーー撮影でもやっていましたが、バスケットボールが特技だそうですね。

「はい、アニメ『スラムダンク』をテレビで見て、大事なところで必ず決めてくれる仙道がカッコよくて憧れましたね。そして自分でもやってみようと思いました。子供の頃は何といっても運動ができるということがイケメンですから(笑)」

ーーそういえば、漢字検定準一級に合格されたとのこと、おめでとうございます。

「ありがとうございます。以前、配信番組で、南が漢字検定準一級を受けるまでに密着した企画をやったことがあったんですが、その時は1点足りなくてダメでした。悔しくていつかリベンジしようと思っていたので、今回晴れて合格できて嬉しかったです」

ーーイケメンでスポーツが得意で頭もよくて、まだまだ何か出てきそうですが…。

「実は、ウイスキー検定2級なんていうのも持っています。おすすめは、オールドパー。オールドパーって、トーマス・パーという英国史上最長寿の人の愛称で、飲むと長寿になれるっていう謂(いわ)れがあるんです。それにボトルが斜めに立つので、オブジェとしても素敵です。傾きそうで傾かないところから、経営者が好むお酒とも言われています。ロックで飲んだり、ハイボールもいいですよ」

ーーウイスキー片手に、スポーツ観戦したり、映画鑑賞される南さん。素敵ですね。

「あっ、あと世界遺産検定2級も持っています!」

ーーそれもすごい!! では、おすすめの映画を教えてください。

「最近、観た映画では『グリーンブック』が印象的でした。男性2人の友情を描いた物語ですが、暴力でやり返すのではなく、内に秘めた強さ、受け入れることの強さを教えてくれる映画でした。観た後は、より人に優しくしたい、そんな気持ちになりました。それから『疑惑とダンス』。いろいろな人たちの正義が入り混じったり、よじれたりして、とても面白い邦画でした」

ーー今日は撮影後のお疲れのところ、ありがとうございました。最後に配信を楽しみにしている方々に向けて、一言お願いします。

「この『傷だらけのイケメン達』では表現者・南として、他では見ることができない新たな表情を見せていますので、ぜひいろいろな角度から南を堪能して、ワクワクしてもらえたら嬉しいです(笑)。そして、令和の『傷イケ』1号としても注目して見てください!」

みなみ・けいすけ●’85年生まれ、神奈川県出身。’06年、舞台「ミュージカル テニスの王子様」に出演。’17年’18年まで「宇宙戦隊キュウレンジャー」(テレビ朝日)で鳳ツルギ/ホウオウソルジャー役を務める。現在もドラマや映画、舞台など幅広く活躍中。(ザテレビジョン

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