中国メディア・東方網は2日、韓国の人気女性アイドルグループTWICEの日本人メンバー・サナがグループの公式SNSに日本語で平成時代への思いを書き込んだところ、韓国のネット上で批判が飛び出したと報じた。
記事は、サナが平成最後の1日となった4月30日にTWICEのインスタグラムアカウントに「平成生まれとして、平成が終わるのはどことなくさみしいけど、平成お疲れ様でした」と自身が生まれた平成時代に思いを馳せるとともに、「令和という新しいスタートに向けて、平成最後の今日はスッキリした1日にしましょう」と書き込んだことを紹介した。
そのうえで、サナの日本語メッセージが発信されるとほどなく韓国のネット上では議論が巻き起こったとし、一部のネットユーザーからは「TWICEの公式SNSに日本語で書き込みをすべきでない」といった意見や、「TWICEの公式SNSは韓国の光復節(8月15日の終戦記念日を指す)に何のコメントも出さないのに、日本の改元を祝うとは、TWICEと所属事務所のJYPに大いに失望した」との批判が寄せられたと伝えている。
サナは大阪府出身で1996年生まれの22歳。2012年に日本でスカウトされ、15歳でJYPの練習生として韓国に渡りトレーニングを積み、2015年にTWICEのメンバーとしてデビューを果たした。
韓国発のユニットであることは理解できるが、グループが韓国国内だけではなく日本向けにも活動を行っていること、そして、政治的なメッセージではないことを考えれば、一部韓国ネットの反応は些か過敏と認識せざるを得ない。日本語だけでなく、同時に韓国語でも同じ内容のメッセージを残せば、「炎上」と呼ばれるほどの騒ぎにならなかったのだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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