シレッセンが練習後に見せた“片付けキック”動画を、クラブ公式インスタグラムが公開

 すでにリーガ・エスパニョーラ連覇を達成しているバルセロナは現地時間4日、リーグ第36節の敵地セルタ戦に臨み0-2で敗れた。3日後にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝リバプールとの第2戦を控えており、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシウルグアイ代表FWルイス・スアレス、元スペイン代表DFジェラール・ピケら多くの主力を温存。控えメンバーがスタメンに名を連ねたなか、今季のリーグ戦初出場を果たしたのがオランダ代表GKヤスパー・シレッセンだ。クラブ公式インスタグラムは、その一戦に臨む直前に1本の動画を公開。シレッセンが繰り出した高精度キックが話題を呼んでいる。

 オランダ代表の守護神として、2014年ブラジル・ワールドカップで活躍したシレッセンは、16年夏にアヤックスからバルセロナへ移籍。正GKを務めるドイツ代表GKマルクアンドレ・テア・シュテーゲンの牙城を崩せないものの、カップ戦要員としてチームに不可欠な存在となっている。

 今回、バルサ公式インスタグラムで公開された動画は、ある日のトレーニング終了後と見られるワンシーン。スタッフがボールを片付けるなか、シレッセンが遠く離れた場所から4本のロングキックを披露し、待ち構えるスタッフが持つネットに次々と収めてみせた。特筆すべきは、4本のキックをいずれも利き足とは逆の左足で蹴ったこと。スタッフがほとんど動かずにボールを回収できるほどの高精度キックを、逆足でも軽々と披露した。

 この動画公開を受けて、コメント欄にはファンから「バルセロナの全選手が魔法使い」「彼は本当のプロ」「我々は2人のワールドクラスゴールキーパーを持ちとても幸せ」といった称賛のコメントが並んでいる。また、シレッセンには今夏の移籍の噂が上がっており、「彼は去る準備をしている」「売らないで!!」といった去就に関する反応も出ていた。

 セルタ戦では2失点を喫し悔しい敗戦となったが、キャプテンマークを託されるなどエルネスト・バルベルデ監督からの信頼を得ているシレッセン。両足での高精度キックを誇るGKは、今夏どのような決断を下すのだろうか。(Football ZONE web編集部)

バルセロナGKシレッセン【写真:Getty Images】