レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチは今夏の移籍市場で退団を強いられる可能性が浮上している。5日にスペイン紙『アス』が報じた。

 クラブを率いるジネディーヌ・ジダン監督は先週、今シーズンの不調を解析するために選手全員とミーティングを行ったという。選手らの士気を高めるためにも開いたミーティングであったが、28日に行われたリーガ・エスパニョーラ第35節では、最下位のラージョ・バジェカーノに敗北。試合後の記者会見ではジダン監督が怒りをあらわにする場面もあった。

 同クラブは以前から今夏の移籍市場で選手総入れ替えを図っていると報じられていた。重要選手であろうと、今シーズン不調に陥っていた場合は容赦なく売却されてしまうと複数メディアにより伝えられており、現在では売却する選手らの中にモドリッチの名前も挙げられている模様だ。

 ジダン監督は、2018年のバロンドールを受賞した同選手の不調と年齢に懸念を抱いており、買い手がつくうちに売却する方針でクラブ側と話し合っているようだ。一方のモドリッチは退団を望んでおらず、キャリアをレアル・マドリードにて終えたいと述べていたという。今シーズン残された数少ない試合の中でモドリッチは全力でジダン監督にアピールする必要があるとのことだ。

モドリッチは今夏の移籍市場でレアル・マドリードを退団する可能性がある [写真]=Getty Images