齊藤や宮代らが順当に選出されるなか、A代表入りも噂される主力格がメンバー外に

 日本サッカー協会は7日、23日に初戦を迎えるポーランドでのU-20ワールドカップ(W杯)に向けたU-20日本代表メンバー21人を発表。世代を牽引してきたMF齊藤未月(湘南ベルマーレ)やFW宮代大聖(川崎フロンターレ)らが順当に選出されたなか、A代表入りも噂されるMF久保建英FC東京)やMF安部裕葵(鹿島アントラーズ)は招集外となった。

 日本はU-20W杯に、2大会連続10回目の出場。2017年に行われた前回大会では現在A代表で活躍するMD堂安律フローニンゲン)やDF冨安健洋シント=トロイデン)が活躍し、ベスト16まで勝ち進んだ。

 今大会はさらなる躍進のためにどれだけのメンバーを呼べるかが注目されていた。そんななか、湘南でレギュラーの座をつかんでいる齊藤や怪我から復帰したヴィッセル神戸のMF郷家友太、点取り屋として期待される宮代が順当に選出。昨年のU-19アジア選手権にも出場したDF菅原由勢名古屋グランパス)、MF伊藤洋輝名古屋グランパス)、2大会連続出場となるFW田川亨介がメンバー入りし、一つ下の世代からは横浜FCで絶賛売り出し中のMF斉藤光毅や特別指定選手としてセレッソ大阪プレーしているFW西川潤(桐光学園高)、GK鈴木彩艶(浦和ユース)が選ばれている。

 一方で、FC東京で輝きを放つ久保はメンバー外となり、中盤の主軸だった安部、守護神を務めてきたGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)もリストに名前はなかった。これまでチームを支えてきた主力を欠きながら大会に挑まなければならず、新たなニューヒーローの誕生に期待したいところだ。

 今大会、日本はグループBエクアドルメキシコイタリアと同居。まずは決勝トーナメント進出を目指し、その先にはMF小野伸二北海道コンサドーレ札幌)らを擁して準優勝の快挙を成し遂げた1999年大会を越えて優勝を狙う。

 U-20日本代表メンバー21人は以下の通り。

【GK】
茂木 秀(C大阪
若原智哉(京都)
鈴木彩艶(浦和ユース)

【DF】
鈴木冬一(湘南)
瀬古歩夢(C大阪
三國ケネディエブス(福岡)
菅原由勢名古屋
喜田 陽(福岡)
小林友希(神戸)
東 俊希(広島)

【MF】
齊藤未月(湘南)
伊藤洋輝名古屋
郷家友太(神戸)
藤本寛也(東京V)
山田康太(横浜FM
滝 裕太(清水)
斉藤光毅(横浜FC

【FW】
田川亨介(FC東京
宮代大聖(川崎)
中村敬斗G大阪
西川 潤(桐光学園高)

Football ZONE web編集部)

U-20W杯に向けたU-20日本代表メンバー21人を発表、中村敬斗らが選出された【写真:Getty Images】