スペインのイベリア半島の南東端にありながら、イギリス領のジブラルタル。ここは非常に狭い地域ながらジブラルタル国際空港が存在し、イギリスヒースロー空港から旅客機が飛んできている。しかしこの空港、パイロットが選ぶヨーロッパの危険な空港ランキングで1位になるほど恐れられている空港なのである。

歩行者が歩きにくくなるほどの猛烈な強風
パイロットに恐れられている理由は複数あり、そのひとつは強風で、歩行者が歩きにくくなるほどの猛烈な強風が吹いている。そして滑走路の真横には「ジブラルタルの岩」(Rock of Gibraltar)と呼ばれている岩山が存在し、それだけで非常に危険。




・着陸できずにヒースロー空港に戻ることもある
せっかくイギリスから飛行機が飛んできても、強風や悪天候によって着陸できずにヒースロー空港に戻ることもあるため、着陸できたらラッキー。その事情をよく知っている乗客は着陸成功時に拍手をするほどである。

・滑走路を車道と歩道が横断
さらにジブラルタル空港は非常に稀な構造をしており、なんと、滑走路を車道と歩道が横断しており、飛行機が離着陸する際は踏切が降りて通行止めになるのだ。悪意を持った人物が滑走路に侵入すれば、飛行機と衝突して大惨事になりかねない。





・徒歩でスペイン国内に入ることは可能
ちなみに2019年現在もイギリススペインジブラルタルの領有権に関して対立しているため、ジブラルタル国際空港からスペイン国内にチャーター機以外で飛ぶことはできない。

しかし、徒歩でスペイン国内に入ることは可能だ。観光地として非常に好奇心がくすぐられる地域なのは間違いない。

もっと詳しく読む: パイロットが選ぶ危険な空港ランキング1位ジブラルタル空港 / 着陸できたらラッキーなので乗客が拍手喝采(Photrip フォトリップ) http://photrip-guide.com/2019/05/07/gibraltar-international-airport/