中国メディア・東方網は6日、柴犬や秋田犬だけでなく、日本では6つの土着犬種が国の天然記念物として大切に扱われているとする記事を掲載した。

 記事は、「日本のイヌはリスペクトされ、保護されている」としたうえで、日本政府が土着の犬種として6種類を天然記念物に指定し、日本の固有の犬種を守るともに世界にその良さを広めてきたと紹介。6犬種についてそれぞれ説明している。

 まずは、日本国内のみならず海外でも人気が高い柴犬だ。日本のイヌの中で一番人気であり、小ぶりで愛らしいしぐさや表情が魅力である一方、一方で独立心があり、散歩中に飼い主が引っ張っても嫌がって進まないこともあると紹介。平均体重は10キロ前後、体長は40センチ足らずとコンパクトであるとした。

 2番めは6犬種の中で最もサイズが大きい秋田犬である。大人になると体長は60センチを超え、最も軽いものでも体重が30キロ程度になることから、毎日多くの運動が欠かせないとした。そして、もともと狩猟用として飼育されていたこともあり、りりしい外見とともに、飼い主への忠実さ、猟犬としての慎重な性格が人気だと伝えている。

 3番めは、通称でアイヌ犬とも呼ばれる北海道犬。かつてアイヌの人びととともに生活していた犬種であり、寒さに強いとした。体長は50センチ前後、体重は25キロ前後になるとした。

 4番めは、山梨の山地で主に飼育されてきた甲斐犬だ。優秀な猟犬で、独特な虎のような紋様がある毛に覆われていることから、見分けが非常に容易であるとした。体長は45-50センチ、体重は15キロ前後で、非常に忠誠心が強く、1人の主人にだけ仕えようとする「一代一主」の性質を持つと説明している。

 5番めは紀州犬。飼い犬として比較的適していることから、日本での飼育数は柴犬に次ぐ多さだとした。やはりもともとは狩猟用で、丈夫で病気にかかりにくい体質を持つほか、普段はほかの犬種よりも静かにしているものの、侵入者に対しては非常に激しく威嚇、攻撃をすると伝えた。

 最後は、土佐犬という名称で親しまれてきた四国犬である。闘犬文化が有名な土佐闘犬とは違う種類であり、原始的なイヌの風貌を残していることからしばしばオオカミに間違えられると説明。警戒心が強く、山地の環境に適応していることもあり、飼育するのは比較的難しいとした。

 記事は最後に「実のところ、天然記念物に指定されている日本の土着犬種を見てうらやましくなった」との感想を示した。それは決して各犬種の素晴らしさに対する羨望ではなく、中国では日本のように土着の各犬種を明確に分けたり保護したりしてこなかったことから生まれる感情だと説明したうえで、今後中国でも「中華田園犬」と一括りにされている状況が改善されることを望んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

柴犬と秋田犬だけではない、日本には天然記念物のイヌが6種類もいる=中国メディア