ソニーネットワークコミュニケーションズは5月8日LTE通信サービス「nuroモバイル」で、新たにau回線を利用したプランの提供を5月9日に開始すると発表した。従来のNTTドコモソフトバンク回線に加えて、既存の3キャリア回線を網羅することになる。

画像付きの記事はこちら



 これまでは、auユーザーがnuroモバイルに乗り換える場合、SIMロック解除の手間が発生していた。今後は、VoLTE対応端末ならSIMロック解除の手間を省くことができ、ユーザーが使っていた端末をそのまま使うことができるようになる。

 同日、東京・品川シーサイドで開催された発表会に登壇したモバイル事業部ビジネス推進部の神山明己部長は、「選びやすいMVNOを目指す中で、料金プランが分かりやすく、選べる端末も入門機種から高性能機種まで幅広く用意した。今回は、回線の選択肢を増やしたことで、さらに選びやすくなった。引き続きサービスの拡充や改善に取り組みながら、これまでアプローチできなかったユーザーにも訴求していく」と述べた。

 提供するプランは、「Sプラン」(2GB)、「Mプラン」(7GB)、「Lプラン」(13GB)、「お試しプラン」(0.2GB)の4種類。それぞれ「データ専用」「データ+SMS」「音声通話付き」のSIMを選択できる。月額は、お試しプランのデータ専用SIMで500円から、Lプランの音声通話付きSIMで3680円などと設定している。

 トリプルキャリア対応記念として、音声通話付きS・M・Lプランの月額料金を1年間割り引くキャンペーンを実施する。申し込み期間は、5月9日6月30日。新規または他社からの乗り換えユーザーだけでなく、期間中の同一プラン継続利用者が対象になる。割引額は、Sプランが500円、Mプランが1000円、Lプランが1500円。

 また、ソフトバンク回線のMプラン(7GB)の料金を見直す。データ専用SIMは2300円から2100円に、音声通話付きSIMは3000円から2800円に改定。5月利用分から新料金が適用される。

nuroモバイルが3キャリアの回線に対応する