■新旧モンキーのカスタムマシンがタイに勢ぞろい! モンキー愛は国境を超えた
バンコクモータショーの会場の外では、「エンジョイ4MINI」というイベントが行われていました。
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「エンジョイ4MINI」とは、バイクパーツメーカー「Gクラフト」が毎年鈴鹿ツインサーキットを舞台に開催している、モンキーをはじめとするミニバイクが主役の参加型イベントのこと。今年のバンコクモーターショーでは、初めてそのタイ版が実施されたのです。記念すべき第1回目のイベントレポートを、バンコクモーターショーを訪れていたGクラフト・篠原大輔さん(通称しのP)が届けてくれました。
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では、参加車両をチェックしてみましょう。
まず目を引くのがキャブモンキー(キャブレター仕様のエンジンを搭載していた50ccのモンキーのこと)の台数の多さです。タイでは50ccのモンキーは正式に販売はされていなかったので、個人輸入したのか、フレームから組み立てたものかのどちらかでしょう。会場のカスタマーに聞いてみたら、フレームから組み立てて完成まで何百万円もかけた、という車両もチラホラいました。
40周年記念カラーのキャブモンキーは、SP武川製のフロントフォーク、オオニシヒートマジック製のマフラー、Gクラフト製のキャッチタンクなど、日本メーカーのパーツでカスタムされていました。そのせいで、日本で見ても違和感のない仕上がりになってます。
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トリコロールカラーの8インチモンキー。パッと見はノーマルのように思えますが、しっかりとカスタムされてます。
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エンジンはキタコ製のDOHCを組み込んだ上で、なんとキャブ仕様のエンジンをインジェクション化しています。マニホールドはワンオフで製作し、インジェクターはCBR150のものを流用しているそうです。エンジンサウンドはレーサーかと思うほどの軽やかな吹け上がりでした。
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日本のバイク雑誌やイベントで見かけたことがある外装のモンキー。オークションで購入したものを日本から輸入したそうです。
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RSフォークにリヤサスはオーリンズ。走行性能も煮詰められた1台です。ナンバープレートも日本のものなので、日本で製作された車両かと思うほど。
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オフロードを走っていそうなZ50Rですが……なんとRSC(レーシングサービスセンター。HRCの前身)がプロデュースした希少車「モトピット」でした! エンジンはキタコ製のDOHCを装着済み。
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可愛らしいZ50Aを発見。ヘルメットが置いてあるということは、会場まで自走でやって来たのでしょうか?
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ド派手なカスタムもいいですが、ミニマムな6インチモンキーもほっこりさせられます。
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タンクに描かれたサインは、弊社(Gクラフト)の山口直彦社長のもの。タイででは人気なのです。
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CZ100のようにカスタムされたモンキー。日本ではあまり見かけない仕様です。
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サスペンションにネットがまかれていました。傷がつかないようにでしょうか?
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スイングアームは純正ですが、ブレーキキャリパーはブレンボのラジアルマウント仕様。ディスクローターとホイールも変更されています。
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ん? ここは埼玉?? 日本のナンバープレートは人気があるようで、装着車をたくさん見かけました。
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可愛らしいシートの延長方法。よく見るとサスペンションの取り付け部にステップがあるので、この車体で二人乗りするみたいです。
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APレーシングの6ポットキャリパーを装着するツワモノもいました。
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FIモンキーも多数見かけました。どれも極限までカスタムされています。
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エンジンはSP武川製のデスモドロミックを搭載。デスモドロミックとは、吸気バルブだけでなく排気バルブもカムによって強制的に開閉する機構のことです。キャブレターはTDMRでノーマルルックを崩さず、かといってエンジンパワーは犠牲にしない仕様です。
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スイングアームはGクラフト製のシングルサイドを装着していました。
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コンパクトに仕上げられたFIモンキー。各パーツは日本製をチョイスして、ジャパニーズテイストに仕上げられています。
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最終モデルのFIモンキーですが、キャブエンジンに換装されています……!
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ナンバープレートはポリッシュ仕上げでしょうか……。
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佇まいはモンキーそのものですが、タンクとシート以外はすべて社外製のパーツで組まれているという驚きの1台。
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オーヴァーレーシングのOV30フレームキットに、SP武川製のデスモエンジンを搭載。キャブレターはタイでの定番(?)TDMRです。SPⅡのコイルなど、日本テイストがふんだんに盛り込まれています。
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フロントのブレーキキャリパーはブレンボ2ポットのラジアルマウント仕様。ワンオフで製作されたキャリパーサポートも美しい仕上がりです。
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ウイリーキッズ製の小物入れ風キャッチタンクとマフラーも要チェックです。
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日本ではまだあまり見かけないモンキー125のカスタム車も多数参加していました。タイでのモンキー125の人気の高さが伺えます。
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ダウンマフラーが目を引く車両ですが、よく見るとローダウンされているだけでなく、ホイールも変更されています。
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純正のスイングアームになんと6Jのホイールをインストール。専用スプロケットなどを用意すれば、ポン付けでこの太足を実現できるのは魅力的ですね。
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ハンドルはキャブモンキー由来のくるくるハンドル。ただし、モンキー125はブレーキがディスクタイプなので、実際には折りたためません。
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モリワキの限定車もホイールが変わっています。リムとハブはシルバーで、スペーサーはゴールドという仕様のホイールです。
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徹底的に走れるモンキー125を目指してカスタムされた1台。フロントサスペンションはオーリンズのフロントダンピングキットでチューン済み。エンジンもSP武川製のキットが組み込まれており、羊の皮を被った狼仕様になっています。
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ハンドルも攻めることができるようセパレートタイプをチョイス。メーター類も追加して、油温などを管理できるようにしています。
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これでもか!というほどカスタムされたモンキー125。タンク、スクリーン、サイドカバーなどカーボンを張り込んで引き締まった印象になってます。
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純正のエアクリーナーボックスにダクトを追加しています。
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モンキー125はエアクリーナーボックスが大きいので、それを外してエアフィルターを装着している車両も見かけました。油温の上昇を抑えるオイルクーラーは、タイの気候を考えたら現地の定番カスタムなのでしょう。
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モンキー125のメインフレームに、キャブモンキーのシートレールとグロムの足周りを組み合わせたキメラ仕様。Gクラフトのステッカーが貼ってありますが、スイングアームはGクラフト製ではありません。
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ハンドル周りも抜かりなくカスタム。ミニバイクでは珍しいタイプのステアリングダンパーを装着しています。
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日本のバイク雑誌でも取り上げられたKawaii Racing製作のモンキー125。風防にタンクペイント、各所のレッドアルマイトパーツが特徴的です。タンクにペイントされているのは、バンコクを中心に活躍しているBNK48です。
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エンジンはインジェクションからキャブレターへ変更して、MJNキャブレターを組み込んでいます。アンダーカウルもタンクと同一のカラーリングとすることで、ロー&ロングを演出するのに一役買っています。
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リヤホイールは6Jの迫力あるサイズ。OKDのリヤショックやリヤフェンダーの移設によって、ローダウンを追求しています。
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くるくるハンドル&絞り気味ハンドルの合わせ技。
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カブの特徴的なレッグシールドはステッカーチューンにもってこいですね。
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タイの学生が作製した超絶カブ。ハブレスホイールに駆動方法、ブレーキの構造などアイデア満載な車両です。
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フロント周りもハブレスホイール。しかも会場内を走って去って行く姿にはびっくりしました。
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台数は多くはありませんでしたが、ホンダ・グロム(タイでの名称ははMSX125)もチラホラ。
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会場では1台しか見かけなかったホンダ・ズーマー。こちらはアメリカ製のパーツを組み込み、USDMライクに変身済み。
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CRF70をモタード風にカスタム。エンジンはデイトナ製のダイナヘッドでチューン。
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ストリートファイターなルックスのスズキSV1000。青と赤が目を引くカラーリングはチームアダチ風ですが、詳細は不明です。
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とても綺麗で、飾って置きたくなるような1台でした。
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日本でもめったに見かけないホンダ・ズークが3台も! ホンダ・モトコンポはなぜかガラステーブルに変身していました。
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イベント恒例の集合写真! 会場のみなさんがGクラフトの「G」マークを手で作ってくれました。弊社のノボリにもサインをしてプレゼント。
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バンコクモーターショーのイベント終了時間は夜の10時! エンジョイ4MINIももちろん10時まで行われて、みなさん濃密な時間を過ごされていました。
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(文・写真:しのP/まとめ:クリッカー編集部)
制作費は数百万円! タイのモンキーカスタムは日本以上に過激かもしれない【バンコクショー現地レポート】(http://clicccar.com/2019/05/09/784732/)
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