ネットを使うことが当たり前となった現代では、多くの地方自治体が情報発信のためにSNSを活用している。
その結果、ときに面白い交流が生まれてしまうことも。
■かつてあった「ニートで乗っ取り計画」
発端となったのは、とあるツイッターユーザーの投稿。
このユーザーはかつて、ネット掲示板「2ちゃんねる」(現5ちゃんねる)の無職だめ板というところで、「ニートが大量移住して村を乗っ取り、ニートパラダイスを作る」という計画が真剣に議論されていた、というエピソードを語る。
結果、そこにいたニートたちには行動力が欠如していたため、実行には至らなかったが、何の罪もない「山梨県丹波山村(たばやまむら)」がターゲットにされていたという。
■現代のツイッターユーザーが……
そして、この投稿を別のツイッターユーザーが引用リツイート。
「最近これ本気で思ってんだが?」「インフルエンサー目指してる意識高い系の人200人集まればちっちゃい村乗っ取れる」「やる?」と投げかけると、さらに別のツイッターユーザーが議論に参加。
その結果、山梨県丹波山村は「都心からのアクセス」を理由に候補地から外れることに。
■村役場ツイッター「見なかったことにしよう(;´-`)」
そして、この一連のやり取りを発見したのが、「丹波山村役場」のツイッターだ。いわゆる「ご本人登場」というやつである。
見なかったことにしよう(;´-`) pic.twitter.com/ymYJlQBBYp
— 丹波山村役場 (@tabayamamura) May 8, 2019
しかし、本気の議論に動揺してしまったのだろうか。スクショ画像を添付するとともに、「見なかったことにしよう(;´-`)」とだけツイートしたのだった。
■「ウケる」「ツイッター使いこなしてる」
オチまで完璧なこの一連の流れに、ツイッター上では笑いが相次ぐことに。
「丹波山村ウケる笑」
「狙われた丹波山村」
「丹波山村さん逃げてー」
「丹波山村公式アカウント,地方自治体の公式とは思えないくらいツイッター使いこなしてる」
また、ネット民のジョークに村役場公式アカウントが、うまく乗ったことに対し、「ツイッター使いこなしている」など、評価の声も見られている。
■田舎に魅力を感じる?
ちなみに、しらべぇ編集部が以前、全国の20代〜60代の男女1,361名を対象に「田舎」について調査したところ、44.4%の人が「田舎にしかない風景に魅力を感じるほうだ」と回答。
田舎に魅力を感じる人は、決して少なくないようだ。
今回の出来事で丹波山村のことが気になった人は、観光で訪れてみてもいいかもしれない。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年3月23日〜2018年3月27日
対象:全国20代〜60代の男女1,361名(有効回答数)
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