女優の深田恭子が主演を務め、俳優の瀬戸康史がその恋人役を演じるドラマ『ルパンの娘』が、フジテレビ系にて7月から毎週木曜22時に放送されることが発表された。2人の共演は約7年ぶりとなる。

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 横関大の同名小説(講談社文庫)をドラマ化した本作は、代々泥棒一家の娘と代々警察一家の息子の決して許されない恋愛を描くラブコメディ。監督は武内英樹、脚本は徳永友一が担当し、大ヒット中の映画『翔んで埼玉』のコンビが再びタッグを組む。

 深田が演じるのは、泥棒一家“Lの一族”の娘で、家族の誰よりも盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み、普通に生きていくため図書館司書として働く主人公・三雲華役。悪党しか狙わないことをモットーとする“Lの一族”だが、盗みの計画の先には泥棒逮捕を仕事とする華の恋人・桜庭和馬がいつも関わっており、彼は時に悪党たちに襲われるなど窮地に陥ってしまう。華は大好きな和馬を救うために葛藤しながらも、ついつい一家の泥棒の手助けをしてしまうという役どころだ。

 瀬戸は、警察一家の息子で華と真剣交際をしている青年・桜庭和馬役を務める。ドラマ冒頭で和馬は華を自分の実家に連れていくが、華が警察の人間ではないというだけで、両親から結婚を反対されてしまう。桜庭家の長年の悲願は、一族から捜査一課の刑事を輩出すること。そこで、泥棒逮捕を専門とする警視庁捜査三課に勤務している和馬は、捜査一課への異動を条件に両親に華との結婚を認めさせる。手柄を立てたいと強く願う和馬は、警視庁内でも有名だが誰もその素性を知らない“Lの一族”の逮捕を狙う。

 深田が泥棒役を演じるのは映画『ヤッターマン』(2009)のドロンジョ役以来。深田は「三雲華という女性が持つ、泥棒なんてやりたくないと図書館司書として普通に働く“昼の顔”と、盗みの才能に恵まれてどこかで血が騒いでしまう“夜の顔”という二面性をしっかり演じ分けられたらなと思います」と語る。

 ドラマ『刑事 犬養隼人(第2弾)』(朝日放送)以来、久しぶりの刑事役となる瀬戸は「この作品はかなりの熱量と集中力、スピードが必要な作品です。これはもうスポーツです。加えて刑事ということで体重を10キロ増やしました」と明かしている。

 木曜劇場『ルパンの娘』はフジテレビ系にて7月より毎週木曜22時放送。

『ルパンの娘』に主演する深田恭子(C)フジテレビ