中国全土の主要都市を結ぶ高速鉄道の営業距離は、2018年末の時点で2万9000キロメートルに達し、中国の鉄道旅客輸送における中核を担う存在となっている。中国高速鉄道とよく比較されるのが日本の新幹線だが、中国メディアの捜狐は3日、新幹線中国高速鉄道を比較する記事を掲載し、「わが高速鉄道はすごい」と自画自賛する記事を掲載した。

 記事はまず、高速鉄道と言えば、ヨーロッパや日本を思い浮かべる人もいるかもしれないとする一方、今や世界に名を轟かせているのは中国高速鉄道であると主張し、多くの国が中国の援助を受けながら高速鉄道を建設するに至っていると伝えた。

 続けて、中国高速鉄道がサービスを開始したのは2007年のことであり、開業当時は時速160キロでの運行であったものの、わずか10年ほどで最高速度350キロでの営業運転を実現させ、営業距離は一気に世界一にのし上がったと指摘。新幹線が開業したのは1964年のことだったが、日本が50年かけて行ってきたことを中国はわずか10年ほどで成し遂げたのだと主張した。

 結論として記事は、極めて短期間で多くのことを成し遂げた中国高速鉄道は「すごすぎる」と主張し、世界に誇れる高速鉄道のある国の国民でいられることは「非常に誇らしいことではないか」と主張した。

 確かに中国高速鉄道は常識を超える速度で営業距離を拡大していると言えるだろう。中国高速鉄道新幹線よりも割安な料金で利用できるため、様々な背景の人が利用していて、車内は騒々しいのが一般的だ。もし日本人が中国高速鉄道に乗車すれば乗客のマナー向上にも力を入れて欲しいと感じることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

わが高速鉄道は「すごすぎる!」、日本が50年かけたことを「わずか10年で」=中国メディア