フランクフルトとのPK戦までもつれ込む激戦を制し、ヨーロッパリーグ(EL)の決勝に駒を進めたチェルシー。チームを指揮するマウリツィオ・サッリ監督が歴史に名を刻んだ。

今シーズンは決勝でアーセナルと対戦するチェルシーチャンピオンズリーグ(CL)の決勝もトッテナムリバプールのカードに決定し、4クラブ全てがイングランド勢という点で大きな話題となった。

そんな中、チェルシー指揮官として決勝の舞台に立つサッリ監督だが、実はヨーロッパリーグになってから初めて決勝に進出したイタリア人監督となった。

2009-10シーズンにUEFAカップから名称がヨーロッパリーグに変更したが、今シーズンを含めた10シーズンでイタリアのクラブは決勝に進出しておらず、監督としてもイタリア指揮官は決勝にたどり着いていなかったのだ。

なお、サッリ監督の前に決勝の舞台に立ったイタリア指揮官は1998-99シーズンにまで遡る。パルマvsマルセイユの決勝となったこのシーズン、パルマを率いるアルベルト・マレザーニ監督が最後。20年ぶりのファイナリストとなった。

ちなみに、パルマvsマルセイユは3-0でパルマが勝利。当時のエースであったエルナン・クレスポ、そしてパオロ・ヴァノーリ、エンリコ・キエーザのゴールで3-0と勝利している。ちなみに、クレスポ、チームメイトのフアンセバスティアン・ヴェロンはのちにチェルシープレー。対するマルセイユは、アーセナルプレーしたロベール・ピレスが出場していた。

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