ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲームアプリ週報



『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』

PS4Xbox OneSTEAMNintendo SwitchKONAMI3000円+税/5月16日配信



 5月16日に『悪魔城ドラキュラシリーズの傑作選『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』が発売されます。1986年ディスクシステムソフトとして誕生した初代『悪魔城ドラキュラ』(今回の収録バージョン1993年ファミコン移植版)から始まって、『ドラキュラII 呪いの封印』の北米版CastlevaniaSimon’s Quest』、メガドライブ唯一の『悪魔城ドラキュラ』でプレミアソフトとしても有名な『VAMPIRE KILLER』など計8本が収録されています。



悪魔城ドラキュラシリーズは、『メトロイド』と並ぶ2D探索アクションの代名詞。海外では、のちに両者の名前を合わせて「メトロイドヴァニア」(「メトロイド」+『悪魔城ドラキュラ』の英題「キャッスルヴァニア」)というジャンルが確立したほど。『悪魔城ドラキュラ』は、欧米ゲーマーにもっとも深く刺さった日本の作品のひとつ、といっても過言ではないでしょう。



 もちろん、日本でも初代『悪魔城ドラキュラ』のインパクトは絶大でした。硬派なゴシックホラーの世界観、妖しくも格好いい音楽、物語のバックグラウンドまでほの見える描き込まれたビジュアル。どれを取ってもハイクオリティ。他のファミコンゲームと違って、『悪魔城ドラキュラ』を遊ぶときは何となく大人の世界に入り込んだような緊張と興奮がありました。ラスボス手前、巨大な三日月を背負って石段を登るシーンは、まさに映画の一コマ。あれがファミっ子にとっての大人の階段だったのかもしれません。



 今回の収録作品8作品を見ていきましょう。



(1) 悪魔城ドラキュラ1993年ファミコン ※初代のファミコン移植版)



(2) 『Castlevania II Simon’s Quest』(1988年NES ※『ドラキュラII 呪いの封印』の北米版



(3) 『ドラキュラ伝説』(1989年ゲームボーイ



(4) 『悪魔城伝説』(1989年ファミコン



(5) 『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』(1990年ファミコン



(6) 『ドラキュラ伝説II』(1991年ゲームボーイ



(7) 『悪魔城ドラキュラ』(1991年スーパーファミコン ※初代のスーファミ向けリメイク



(8) 『VAMPIRE KILLER』(1994年メガドライブ



 ファミコン3作目でシリーズ屈指の人気作『悪魔城伝説』もしっかり収録されています。シリーズ番外編悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』は、コミカルな世界観でセルフパロディ満載。メガドライブミニに収録決定で話題となったプレミアソフトVAMPIRE KILLER』もファンには嬉しいところ。ゲームボーイドラキュラ伝説II』は、白黒であることを忘れさせるデキの良さで、隠れた名作と評される1本です。



 おまけとして「悪魔城ドラキュラ秘史 三日月の書」も収録。「キーパーソンインタビュー」や各タイトルの秘蔵開発資料など、シリーズの歴史をたどれるボーナスブックとなっています。



 初期『悪魔城ドラキュラシリーズに衝撃を受けたアラフォー、アラフィフにとっては、当時の思い出を振り返りながら懐かしく遊べること間違いなし。



 ちなみに本作はコナミグループ50周年を記念した『アニバーサリーコレクション』の第2弾。第1弾『アーケードクラシックアニバーサリーコレクション』はすでに発売中、第3弾『魂斗羅 アニバーサリーコレクション』は2019年発売予定。テレビゲームも歴史を積み重ねてきました。



©Konami Digital Entertainment

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。著作には『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)がある。ウェブサイトディファレンス エンジン





『悪魔城ドラキュラ』