有休取得義務化でレジャーにも行きたいし、消費増税を前に家電の駆け込み購入もしておきたい。そんな今、各界のプロが自腹でも買いたい/買ってよかったものと、買ってはいけないものを厳選。これを参考に、今夏の消費活動のコスパを少しでも高めよう!

扇風機省エネ仕様でコスパ安のアイリスオーヤマがテレビに続いて二冠達成!
 エアコンの冷気を部屋に循環させるためや、赤ちゃんの肌に優しいクール家電として、扇風機の需要は根強い。家電ライター佐久間綾人氏は、仕事場用に買ったアイリスオーヤマの「LFD-306H」を1位に選出した。

アイリスオーヤマ LFD-306H

「1万円以上が当たり前の大手メーカー製品よりも安い上に、高性能のDCモーターを採用する省エネ仕様。毎日使い続けても月の電気代が上がらなくて驚きました」

 2位は山善「ヤマゼン YLX-QD3016」、3位はシャープ「PJ-H2DS」がランクイン。

「山善は16枚のツインブレードファンで自然に近い送風、シャープは上下100度、横90度の首振り可動域の広さが決め手です」

 ワーストは球形の斬新な形状が目を引く「エアボール360°」。

ドンキの情熱価格ブランドです。デザインオシャレですが、ファンが小さくて羽根の数も少ないので送風能力が低い。同じDCモーターを搭載している他社の扇風機に比べて、性能面で見劣りします」

 機能性とデザイン、購入前にどちらを重視するか決めておこう。

扇風機BEST・WORSTランキング
BEST1位
アイリスオーヤマ LFD-306H

実勢価格8618円
’19年3月発売の最新モデル。「風量調節が3モードで全18段階とかなり細かく、静音モードを搭載しているのも使い勝手がいい」(佐久間氏)

山善 YLX-QD3016

BEST2位
山善 YLX-QD3016

実勢価格9952円
’19年4月発売。16枚ある羽根は形状が独特でデザイン性も◎。消し忘れ防止機能があり、8時間で自動OFFの仕様になっている

シャープ PJ-H2DS

BEST3位
シャープ PJ-H2DS

実勢価格1万2800円
’18年4月発売。扇風機とサーキュレーターのハイブリッドモデル。「プラズマクラスターで空気を浄化・消臭できるので便利」(同)

WORST1位
情熱価格 エアボール360°

実勢価格9980円
8段階風量調節や30分単位で設定可能なタイマー付きだが、送風能力の低さが致命的。16色に光るライトを搭載しインテリア用にはいいかも

佐久間綾人氏】
家電ライター。白物や黒物家電、PC関連機器のほか、フィギュアなどホビー系にも精通。その知識を生かし、海外メーカーの技術顧問も務めている

ロボット掃除機・採算度外視の執念を見せたルンバの中価格帯モデルが他社製品を圧倒!
 ルンバの登場以降、各社から雨後のタケノコのように乱立するロボット掃除機。特に5万円前後のミドルエンドのものは激戦状態だが、今買うならどれが間違いないのか。家電ライターの藤山哲人氏は、「何はともあれ1位は『ルンバe5』」と激推し。そのワケは?

iRobot ルンバe5

「本家のiRobotが、日本のミドルエンド市場で勝つために採算度外視で出した戦略的商品。吸い込み口の機構が従来のブラシ式から変わり、髪の毛ペットの毛が全然絡まらなくなったのを実感します。部屋の探索プログラムも賢く、使っていてもノーストレス。この価格帯の決定版でしょう」

 2位・3位も掃除力は申し分ないが、「2位はスマホ連携機能がないのが不満。3位は小回りが利く代わりに広い部屋は時間がかかる」と、使用感で1位と差がついた。では、買うべきでないのは?

「今挙げた3機種以外ほぼ難あり。中国製は探索プログラムが発展途上だし、アメリカ製は靴下や裸足で過ごす前提がないため、細かいゴミが取れない機種が多いです」

ロボット掃除機BEST・WORSTランキング
BEST1位
iRobot ルンバe5

実勢価格4万9670円
上位機種とほぼ同じ機構とコンピュータを搭載しており、スマホ連携も付加。「10機種ほど使い比べましたが、他機種を圧倒するコスパを感じました」(藤山氏)

BEST2位
パナソニック ルーロMC-RS310

実勢価格6万2820円
スマホ連携機能はないが、リモコンでほとんどの操作が可能。10万円を超す最上位モデルとほぼ同じハードで掃除力も同等です」(同)

BEST3位
日立 ミニマルRV-DX1N

実勢価格4万6255円
「小回りが利くのが最大のポイント。椅子をしまった状態のダイニングテーブルの下もキレイに掃除してくれました」(同)

WORST1位
山善 自動充電式ロボクリーナー ZC-R3000

実勢価格3万5470円
中国製で、掃除した後に裸足で部屋を歩いたら、ザラザラ感は残るし、足の裏は真っ黒。微粒子のゴミが取れていないと思いました」(同)

【藤山哲人氏】
家電ライター。独自の測定器やプログラムを開発。あらゆる家電を使い込んで比較して、性能を数値(見える化)することをモットーとしている
― プロが買ったもの一覧 ―