美術史研究家の秋田麻早子さんの「絵を見る技術――名画の構造を読み解く」(朝日出版)が、5月2日に発刊されました。

プロは絵のどこを見ている?

美術館で有名な絵を見ても、分かったような…分からないような…。

「この絵の主役はどこ?」

「なぜ、この絵に惹きつけられるのだろう」

「前情報なしに絵を見たとき、どう目を動かしたらいいの?」

著者の秋田さんによると、これらのヒントはすべて絵の中にあるといいます。

絵の研究は「意味」と「形」の二本柱で行われますが、同書では「造形(線・色・バランス・構図)」の面から、歴史的名画を解説します。

出典:株式会社朝日出版社プレスリリース

出典:朝日出版社プレスリリース

名画には魅了される理由があった

例えば、「ハムレット」のヒロインを描いたとされるジョンエヴァレット・ミレイの代表作「オフィーリア」と、マイナーな作品を比較し、物理的にそれぞれの特徴を解説していきます。

出典:株式会社朝日出版社プレスリリース

出典:朝日出版社プレスリリース

フランダースの犬」で主人公ネロが憧れ続け、愛犬パトラッシュと息を引き取ったのは、ルーベンスの「キリスト降架」の前でした。

他の十字架降架を描いた作品ではなく、なぜ聖母大聖堂のこの絵だったのかを、論理的に比較しています。

価格は1850円(税抜)。「絵を見る技術――名画の構造を読み解く」の出版を記念し、5月29日(水)に東京・渋谷でイベントを開催します。

プロは名画をどう見るか?絵画を論理的に読み解く「絵を見る技術」が発刊