後半頭から登場した食野が個人技でゴールをこじ開けて鳥栖に一矢報いる

 ガンバ大阪のFW食野亮太郎は、11日のJ1リーグ第11節サガン鳥栖戦(1-3)で待望のJ1初ゴールマーク。5人に囲まれながらもゴールをこじ開けた個人技弾はインパクトを残したが、海外でも「名誉のためのゴール」「ハイライトを作った」と報じられている。

 G大阪は鳥栖戦の前半16分、相手のコーナーキックにGK東口順昭がパンチングを試みるもボールに触れられず、ファーサイドにいた相手FWクエンカにヘディンシュートを決められて先制点を許してしまう。

 その後、前半終了間際にDFキム・ヨングォンが鳥栖FW豊田陽平に体当たり、後半3分にはFWファン・ウイジョが鳥栖DF高橋祐治を小突いてイエローカードを受けるなど、フラストレーションを溜めて流れをつかめずにゲームは進んだ。

 後半26分には相手のクロスに飛び込んだDF菅沼駿哉がハンドを取られ、PKを献上して失点。後半45分にもMF原川力に今季初ゴールを決められ、3点のビハインドを背負った。

 そんななか、MF遠藤保仁に代わって後半頭から投入された食野がアディショナルタイムに意地を見せた。FWアデミウソンが競り合ってキープしたボールを敵陣中央で受けると、迷わずドリブルを開始。背後からチャージを受けながらも、対峙した相手を鋭い切り返しで置き去りにする。ペナルティーエリア手前で前後左右を計5人の選手に囲まれたなか、食野は相手のスライディングを右足アウトサイドの軽やかな持ち出しでかわし、右足を一閃。強烈な一撃をゴール右上隅に突き刺した。

3点ビハインドの劣勢のなか、意地を見せる一撃を「transfermarkt」は評価

 G大阪公式ツイッターで食野のJ1リーグゴールを速報すると、ファンから「アザールかと思った」「ガンバの光」「5人相手に泣けた!」と称賛の言葉が送られていたが、ドイツ移籍専門サイトtransfermarkt」も20歳の若きアタッカーが決めた一撃を紹介している。

「食野亮太郎は鳥栖戦でワンダフルな個人技弾によりハイライトを作った」

 一方的な展開だったなか、「食野のソロゴールのおかげでEhrentreffer(エーレン・トレファー。名誉のためのゴールの意で、明らかな負けゲームでの唯一の得点を指す)」と意地の一撃を評価した。

 チームリーグ戦7戦未勝利(2分5敗)と苦しい状況だけに、G大阪U-23で7試合8得点と勢いを持ってトップチームに乗り込んできた食野に救世主役を期待するのも当然の流れだろう。(Football ZONE web編集部)

ガンバ大阪のFW食野亮太郎【写真:Getty Images】