株式会社マンダム(本社:大阪市、社長執行役員:西村元延 以下マンダム)は、動物愛護の考えのもと、動物実験代替法の開発に取り組んでいます。その研究の一環として、2007年度より日本動物実験代替法学会の全面的なご協力のもと、「マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」を行っています。今回で第12回目の実施となりました。厳正な審査の結果、2件の研究テーマに対し助成交付が決定しました。
助成テーマについて
2018年11月1日に募集を開始した「第12回マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」は、2019年1月31日で募集を締め切り、多数の応募の中から厳正な審査の結果、今回の研究助成交付は以下の2件に決定しました。

《研究助成交付者(所属)敬称略/研究課題》
1.善本 隆之 (東京医科大学 医学総合研究所 免疫制御研究部門)/ヒトT細胞を指標にアレルギー感作性を評価する新規動物実験代替法の開発
2.Huihui Wang (China Medical University)/Establishment and application of a cell-based high-throughput screening system for identification of cosmetics ingredient oxidative stressors

上記テーマにつきましては、2019年4月より研究助成を開始しています。
なお、「第13回マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」の実施についても、現在検討中です。詳細が決定しましたら、再度ご案内します。

※参考
マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募について】
マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」は、動物実験代替法に関する研究を進めるため、動物実験代替法における研究を広く奨励し、代替法分野における研究の活性化を図ることを目的に、2007年度より 実施しています。
第12回についても、以下の条件にて、アジアを中心とした世界中から、動物実験代替法に関する研究テーマを募りました。

・第12回募集要項
1.テーマ 動物実験代替法に関する研究(研究分野は問わない)
2.助成内容1件あたり50万円~200万円、総額 250万円/年間
3.スケジュール
2018年11月1日 募集開始
2019年1月31日 募集締切
2019年2月上旬 選考開始
2019年4月上旬 助成テーマ決定
2020年3月31日迄助成期間(1年間)

【動物実験代替法開発に対する当社の考え】
近年世界各国で動物愛護運動が高まってきています。それに伴い、欧州連合(EU)では、2013年3月から、動物実験を行った原料を含む化粧品の製品すべてが販売できなくなりました。 日本でも、3Rs(Replacement:動物実験の置き換え、Reduction:動物使用数の削減、Refinement:実験時の動物への苦痛の軽減)の概念に則って、動物実験の見直しが動物愛護の観点から社会的に重要視される傾向 があり、動物実験代替法の開発が活発になってきました。 一方、化粧品の安全性は、様々な方法で確認する必要があります。マンダムでは、基本的にヒトを用いた試験(パッチテスト、スティンギングテスト等)および動物実験代替法を活用し、動物実験を行わない方針を表明いたしました。また、より進んだ安全性確保のためには、さらなる動物実験代替法の開発が必要であると考えます。よって現在 3Rs の中でも、「Replacement」に着目し、動物実験代替法の開発に取り組んでいますが、その一環として、動物実験代替法研究への公募による助成を行っています。

以上

配信元企業:株式会社マンダム

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