5月11日に渋谷WWWで開催されたBREAKERZSHINPEI(Gt)のバースデーライブ『筋肉崩壊祭り SHINPEI’s BIRTHDAY』のオフィシャルレポートが到着した。


4月6日DAIGO(Vo) の41回目のバースデーを祝って行われた『平成最後のDAIGO’s BIRTHDAY』に続き、5月11日BREAKERZのツインギタリストの1人、SHINPEI(Gt)のバースデーを祝って『筋肉崩壊祭り SHINPEI’s BIRTHDAY』が渋谷WWWで開催された。

SHINPEIといえば骨太で痛快なギタープレイはもちろんのこと、調理師免許、ファイナンシャルプランナー、整理収納アドバイザー、食生活アドバイザー、ダイエット検定1級、アロマテラピー検定etc……、その他にも数々の資格を持ち、ロックミュージシャンらしからぬ「資格保持力」「美容男子力」「女子力」の高さが話題に。その明るく、真面目な愛すべきキャラクターが注目され、バラエティー番組からも出演オファーがくるなど好感が集まっている。しかし、彼を語る上で何よりも欠かせないのは、日々のトレーニングによって鍛え上げられた“マッスルBODY”である。今回のバースデーライブは、そんなSHINPEIのキャラクターをそのままセットリストに反映させたかのような熱く激しい疾走感溢れるナンバーばかり。事前告知で「筋肉と筋肉のぶつかり合い!体力に自信のあるヤツ、暴れ倒そうぜ!!」と銘打たれたステージは、令和の幕開けにふさわしい強力なカタルシスを放出したお祭り気分満点のライブとなった。

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being)

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being

ソールドアウトとなったこの日の渋谷WWWはいつもより男子比率が高く、場内は始まる前から今にも爆発しそうなほどの熱気が立ち籠めていた。

定刻17時オープニングのSEにのって、サポートメンバーMAKOTO(Dr)、Matsu(Ba)に続き、BREAKERZAKIHIDE(Gt)、DAIGO(Vo)、最後にこの日誕生日を迎えたSHINPEI(Gt)が登場。AKIHIDE定位置ステージ上手へ、そしてなんとDAIGOSHINPEIのギターを肩から掛け下手へ、SHINPEIはマイクを持ちセンターポジションセッティング。大歓声が上がる中、「渋谷、全力で頭振れ~」のSHINPEIの咆哮を合図に「DESTROY CRASHER」でライブは幕を開けた。チカチカとフリッカーする照明の中、SHINPEIは開始10秒で上着を脱ぎ捨て上半身裸に。彫刻のような腹筋を披露しながらBREAKERZ屈指のタフネスナンバーをパワー全開で歌い、叫び、DAIGOAKIHIDEステージを激しく移動しながらオーディエンスを焚き付けていった。場内はオープニングからいきなりクライマックスのような盛り上がりだ。その勢いのまま2曲目からは通常のバンド形態に戻り、「お前ら、暴れ倒すぞ~!」とDAIGOが雄叫びを上げて、「跳べ! 跳べ!」と終始オーディエンスを煽りながら、「DEAR LIAR」「FAKE LOVE」で躊躇なくギアを上げていった。

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being)

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being

「令和一発目のBREAKERZライブにようこそ! そして今日はSHINPEIの誕生日! みんなで筋肉が崩壊する程激しく盛り上がって、SHINPEIらしい誕生日のお祝いをしましょう。自分の限界をぶっ壊して、今日一日最高に暴れ倒そうぜ!」(DAIGO

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being)

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being

1st MCの後、それまで掛けていたサングラスを外したDAIGO。その表情はいつもに増して挑発的だ。クセになるリフが体の底から高揚感を煽る「NEXT LEVEL」、緑色の照明に包まれる中フロアが大きく縦揺れした「BIG BANG!」、10番勝負(※2017年デビュー10周年を記念して開催された2マンライブ)でSIDとのコラボインスパイアを受けて生まれたゴシック要素の色濃い「She Is Devil」、さらにリズム隊がかっちりとボトムを支える明快なギターロック「IN THE SKY」と、怒涛の展開は一瞬たりともブレーキが掛からない。対するオーディエンスも全く臨戦態勢を崩さず、熱量は高まるばかりだ。

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being)

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being

そして7曲目が終わったところでメンバー紹介。“今日の主役”と紹介されたSHINPEIは突然、「令和~~~~!」と絶叫。興奮を隠せない様子だ。そして自らのリクエストにより実現した、1曲目の「DESTROY CRASHER」で自身がボーカルを務め、DAIGOギタープレイするというパートチェンジについて振り返ると、DAIGOから「カッコ良かったよね!」とお褒めのお言葉。照れ笑いするSHINPEIだったが、すかさず「ホントにかっこ良かった! 弾いてて、なんか俺、今カッコいいなって!」と自画自賛するDAIGO。そんないつも通りの和気あいあいとしたやりとりが、演奏時とは一転、場内を和やかでゆったりとした空気に変えていった。

ひとしきりMCで盛り上がった後、中盤1曲目は「今日の暴れ曲限定のセットリストの中ではバラード的なポジションになると思います」と紹介された「EMILY」を投下。狂おしいほどに情熱的なラブソングを、シリアスサウンドと切なくも激しいDAIGOボーカルで魅了した。続いて鋭利に迫り来るライブ人気曲「Kamisori」。有機的に絡み合うバンドグルーブは、今年7月でデビュー12年を迎えるバンドの歴史を物語るように明らかダイナミズムが向上している。

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being)

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being

さあ、そしてここでサプライズ! 「SUGAR BABY」のイントロSHINPEIが熱く引き倒し、「いくぜ、東京~!」とDAIGOが一声を放った瞬間、SHINPEI以外の楽器の音がパタリと止まり、一人弾き続けていたSHINPEIは何が起こったか分からず、パニック状態! そこへ流れ出したのは「HAPPY BIRTHDAY」の曲。すぐに状況を察したSHINPEIは満面の笑みへと変わり、メンバーとオーディエンスの温かな歌声による何よりものプレゼントを全身で受け止めた。ケーキを囲んで記念撮影をした後、改めてライブでの披露は珍しいキラーチューンSUGAR BABY」を投じ、さらなるグッドバイブレーションを巻き起こした。

再び短めのMCを挟んでライブはいよいよ終盤戦へ。驚異の気迫を漲らせるオーディエンスに届けられたのは、疾走感溢れるソリッドサウンドに切ないメロディーが融合した「YAIBA」。刺激的なフレーズを奏でるAKIHIDEのソロはいつものようにクールでありながら、その音色は通常以上にエモーショナルで野蛮だ。ライブ定番曲「灼熱」ではタオルの振り回しにより腕の筋肉を崩壊させ、「NO SEX NO LIFE」では理性のタガが外れたかのように狂喜乱舞。ステージ前方に身を乗り出し歌うDAIGOは観客に揉みくちゃにされながらも、「もっとかかって来い! 跳べ跳べ!」と挑発の手を緩めない。そうして迎えたラストBREAKERZ史上最強の暴れ曲といっても過言ではない「OUTRAGE」。SHINPEIが初めてBREAKERZ作品で作詞を手がけたラウドかつパンキッシュナンバーで本編の幕を閉じた。

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being)

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being

グッズTシャツ着替えステージに戻ったメンバーファンからの心からの祝福に「何かお返ししたいんじゃないの?」とDAIGOから切り出されたSHINPEIは「俺たちに出来る最大限のお返しはやっぱり音楽で! 書き下ろしの新曲持ってきました!」と告げ、新たな暴れ曲「BROKEN」を噴射! 生命そのものの躍動感に満ちた性急なサウンド、掛け合いありスリリングなユニゾンありのツインギターソロも大きな見所の激ヤバチューンに、会場はこの日一番の盛り上がりをみせた。

バースデーライブということで、ロマンティックにクールにはやれなかったけれど、俺らしく暴れ曲でみんなとぶつかり合えた時間が自分への最高の誕生日プレゼントになりました。みんな今日は一日どうもありがとう。I LOVE YOU!!」(SHINPEI)

そしてオーラスはヘドバン炸裂の「Destruction」で、体も心も発散エクササイズ!! 余分なものを全て吐き出し最上級の笑顔を咲かせて、およそ2時間のライブエンディングを迎えた。

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being)

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being

BREAKERZ史上初となるアッパーなナンバーばかりを取り揃えた暴れ曲限定ライブ。今回はチケットをゲットできなかったファンも多数いたようだし、他では得難いなんとも言えぬ解放感と快楽を味わえるステージは、「是非いつか野外の大きな会場で体感してみたい!」そんな欲求がフツフツと湧き上がる内容だった。

さあ、『BREAKERZ LIVE 2019』。次回はもう一人のBREAKERZギタリストAKIHIDEバースデーライブだ。7月5日、EX THEATER ROPPONGIにてAKIHIDE誕生日当日にBREAKERZ史上初の“癒し曲限定”ライブが開催される。そして、7月28日には『OTODAMA SEA STUDIO』にてデビュー12周年記念イベント、9月には全国5ヶ所でライブツアーを開催と、今年は例年に増してBREAKERZの熱い夏がやって来る!! 心して待ち受けよう!
 
文=松原由香里
撮影=達川範一(Being

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being)

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being

 

BREAKERZ 撮影=達川範一(Being)