Jリーグ公式が「スーパープレー」を公開、絶妙パス・強烈ボレー・幻惑ドリブルなど選出

 11日と12日に各地で開催されたJ1リーグでは、FC東京MF久保建英のボレー弾をはじめ、川崎フロンターレFWレアンドロ・ダミアンのオーバーヘッド弾など数多くのスーパーゴールが生まれた。その一方、卓越したテクニックで会場を沸かせた「スーパープレー」をJリーグ公式が選出。その中に元バルセロナサガン鳥栖FWイサッククエンカが披露した“360度ターン”も収録されている。

 Jリーグ公式ツイッターは、13日に1本の動画を公開。「ゴール以外にもこんなにスーパープレーが!?」と題して第11節で生まれた「スーパープレー」を一挙に公開している。

 映像では各項目の超絶プレーがピックアップ。ジュビロ磐田GKカミンスキーの好セーブに始まり、湘南ベルマーレMF梅崎司の圧巻FK、北海道コンサドーレ札幌DF福森晃斗の絶妙パス、大分トリニータMF松本怜の正確クロス、名古屋グランパスの魅惑的パスワーク、セレッソ大阪FW都倉賢の強烈ボレーシュートヴィッセル神戸の気迫漲るディフェンス、横浜F・マリノスMF扇原貴宏の弾丸ミドルシュート、ガンバ大阪FWファン・ウィジョの幻惑ドリブルなどが紹介されている。

 その中の「ターン」で選出されたのが、かつてスペインの名門バルセロナに在籍した鳥栖FWクエンカだ。第11節でG大阪と対戦し、前半16分にクエンカが先制ゴールを決め、さらに後半にもPKなどで追加点を奪い3-1と勝利。今季2勝目は金明輝監督体制で初白星という幸先の良いものとなった。

潰しにかかるG大阪MF今野と対峙、鳥栖FWクエンカが披露した圧巻のテクニック

 この試合で存在感を示したのがクエンカだ。今季2ゴール目の先制弾に加え、要所でテクニックを発揮。鳥栖が1-0とリードして迎えた前半32分、相手の攻撃を自陣エリア前で防ぎ、中央のクエンカにパスをつなぐ。ここでG大阪の元日本代表MF今野泰幸が持ち前の高い危機察知能力を見せ、いち早く潰しにかかった。

 素早く寄せる今野に対して、正対していたクエンカは相手に背を向ける体勢を作って巧みに相手との距離を生み出すと、今野から離れた左足でボールを引いてくるりと1回転。マークをかいくぐって前を向き高速カウンターにつなげた。

 反撃の狼煙を上げる形となった鳥栖。果たして、クエンカ救世主となるだろうか。(Football ZONE web編集部)

サガン鳥栖FWクエンカ【写真:Getty Images】