webサイト「ザテレビジョン」では、5月14日の「視聴熱(※)」ドラマ デイリーランキングを発表した。

【写真を見る】話題の「わたし、定時で帰ります。」の視聴熱が急上昇! 桜宮(清水くるみ)へのパワハラ、セクハラの様子には視聴者から「胸が痛い」との声が上がった

1位「パーフェクトワールド」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)9553pt

5月14日放送の第4話で、つぐみ(山本美月)は樹(松坂桃李)を支えたいと、内緒で介護の勉強を始める。一方、感覚がないはずの足が痛む幻肢痛に苦しむ樹は、ヘルパーの葵(中村ゆり)に助けを求めるも、つぐみには言えないでいた。樹の幻肢痛を人づてに聞いたつぐみはショックを受け、さらに葵から「彼は恋愛感情だけで付き合える相手じゃないし、彼が望む幸せをあなたが与えてあげられるとも思えない」と言われてしまう。

そんな中、樹と同じ設計事務所で働く、左足が義足の晴人(松村北斗)は、レンタル彼女で指名している、つぐみの妹・しおり(岡崎紗絵)に思いを募らせていた。晴人はしおりのピンチを助けるも、「障がいがある人とは付き合えない」と前話に続いて再び告げられた。その理由として、それぞれの関係に気づいていないのだが、しおりは姉の彼氏が車いすで、父親が反対していることを話した。

落ち込んだ晴人は仕事も投げやりになり、所長の渡辺(木村祐一)に、「障がいを乗り越えるとか受け入れるとか、無理なんだって。そんなの何年かかったってできることじゃない」と気持ちをぶつける。それを聞いた樹は「健常者へのコンプレックスは一生捨てられない。でも…俺たちだからこそ、できることもあるんだってこと、お前にも実感して欲しい」と語った。

互いを思い合っているもののすれ違ってしまう樹とつぐみの姿はせつなく、明らかになった樹や晴人の本音は多くの視聴者の心を打った。そして、晴人の思いを熱演した松村にも称賛が集まった。

ラストでは、無理がたたったつぐみが駅のホームから転落。衝撃の展開に心配する声が寄せられた。

2位「わたし、定時で帰ります。」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)5996pt

5月14日に第5話を放送。結衣(吉高由里子)たちは、顧客のランダー社から呼び出され、先日OKが出たはずの20周年サイトのデザインのやり直しを要求される。「ピンとこない」と言う理由に結衣は困り果てるが、派遣デザイナーの桜宮(清水くるみ)は請け負い、ランダー社の中西(大澄賢也)は「桜宮さんに任せれば問題なし」と言う。

数日後、結衣が吾妻(柄本時生)に呼び出されて外に出ると、ランダー社の草加(田本清嵐)がいて、中西らと一緒に露出の多いユニフォームを着てランニングする桜宮の動画を見せられる。その話を聞いて憤慨する結衣はランダー社へ打ち合わせに向かう。

「人にはそれぞれの働き方がある」と取引先との飲み会にも参加していた桜宮。そんな桜宮を心配し、打ち合わせで取引先に立ち向かおうとした結衣、その打ち合わせの場に現れて機転を利かせた晃太郎(向井理)。そして、結衣は傷ついていた桜宮に「自分を大切に仕事をしよう」と声をかけた。

桜宮へのパワハラ、セクハラの様子は視聴者から「胸が痛い」との声が上がったが、それを助けてくれた結衣や晃太郎には「こんな上司がいたら…」とうらやむ感想が寄せられた。

3位「なつぞら」(毎週月~土曜朝8:00-8:15、NHK総合)3709pt

5月14日に第38話が放送された。弥市郎(中原丈雄)の家で一夜を明かしたなつ(広瀬すず)が帰宅。心配して柴田家を訪れた天陽(吉沢亮)を途中まで送るなつは、アニメーターになりたいと打ち明ける。それを聞いた天陽はなつへの思いを言えなくなってしまう。

そして、なつは柴田家の面々にも何年後かに東京に行きたいと告げる。だが、本心を隠して、兄・咲太郎(岡田将生)を支え、妹も探したいからと理由を語った。農業学校まで行かせてくれた恩返しをしてから東京に行くというなつに、泰樹(草刈正雄)は「行くならすぐ行け」「お前の顔はもう二度と見たくない。勝手に出ていけ」とどなる。

「ここにはもう、申し訳なくていらんない…」というなつをビンタする富士子(松嶋菜々子)。「出ていくあんたに申し訳ないなんて言われるくらいなら、憎まれた方がよっぼどましだわ。一人で苦しみたいなら家族はいらないっしょ」という富士子の思いは、なつだけでなく、視聴者の涙も誘った。

webサイト「ザテレビジョン」の「視聴熱」ページでは、4~10位のランキングやバラエティーランキング、またウィークリーランキングも発表している。

※SNSや独自調査を集計した、今熱い番組を計る新指標(ザテレビジョン

樹(松坂桃李)は「健常者へのコンプレックスは一生捨てられない。でも…」と投げやりになっている晴人(松村北斗)を励ます