コッパ・イタリア決勝、アタランタvsラツィオが15日にローマスタディオ・オリンピコで行われ、0-2でラツィオが勝利し6シーズンぶり7度目の優勝を飾った。

準決勝でフィオレンティーナを下し1962-63シーズン以来2度目の優勝を目指すアタランタと、ミランを下し2012-13シーズン以来7度目の優勝を目指すラツィオによる決勝。

10日前にセリエAで対戦した際にはアタランタが勝利しクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場に前進した、タイトルを懸けた一戦は共にベストメンバーで臨んだ中、2分にA・ゴメスが枠内シュートを浴びせたアタランタが仕掛ける展開で立ち上がっていく。

それでも、立ち上がりのアタランタの攻勢を凌いだラツィオが徐々にポゼッションを高め、敵陣でのプレーを増やしていった。

しかし26分、アタランタに先制のチャンス。FKの流れからデ・ルーンがボレーで合わせたシュートが左ポストに直撃。ルーズボールを拾った流れから再びデ・ルーンがシュートに持ち込むも、ゴールライン前に戻ったルイス・フェリペにブロックされ、さらにD・サパタがヘッドで押し込みにかかったが、わずかに枠を捉えきれなかった。

その後もラツィオが押し込む流れで推移する中、35分にイエローカードを貰っていたバストスに代えてラドゥを投入。ハーフタイムにかけてはアタランタも攻撃の形を作った中、互いに譲らずゴールレスで前半を終えた。

迎えた後半開始4分、カスターニュが枠内シュートを浴びせたアタランタだったが、中盤での潰し合いが続き膠着状態に陥る。

主導権争いが続く中、ラツィオが66分に動く。消えていたインモービレに代えてカイセドを投入した。それでも流れが変わらずS・インザーギ監督は79分に3枚目のカードとして負傷明けのミリンコビッチ=サビッチを投入した。

するとそのミリンコビッチ=サビッチが大仕事を果たす。82分、ルーカス・レイバの左CKからミリンコビッチ=サビッチが長身を生かしてヘディングシュートをゴール右に流し込んだ。

失点を受けてバロウやパシャリッチら3選手を一気に投入したアタランタが最終盤にかけては前がかる展開となったが、90分にコレアが勝負を決めた。相手CKを跳ね返したロングカウンターからコレアがフロイラーをかわしてボックス内に侵入。GKもかわしてゴールに蹴り込み、ラツィオに決定的な2点目が生まれた。

このまま2-0で試合を締めたラツィオが勝利。6シーズンぶり7度目のコッパ・イタリア優勝を飾っている。

サムネイル画像