5月16日レインボーブラック・サバスなどでボーカリストを務めたハードロック/ヘヴィメタル界のアイコン的シンガー、ロニー・ジェイムズ・ディオの9回目の命日。

 アメリカ・ニューハンプシャー州ポーツマス生まれのディオは、1962年にロニー・アンド・ザ・レッドキャップスとしてプロ・デビュー。その後、ディオが前座を務めていたディープ・パープルリッチー・ブラックモアに才能を見いだされ、エルフレインボーブラック・サバス、そして自身のバンド、ディオなどでボーカリストとして活躍。小柄ながらパワフルかつ幅広い音域を正確に歌いこなすディオのスタイルは、多くのHR/HM系ボーカリストに影響を与えた。また、ディオは人差し指と小指を立てる「メロイック・サイン」と呼ばれるロック・ファンにはおなじみのハンドサインを広めた人物としても知られている。

 2000年代には、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ヴィニー・アピスというブラック・サバス在籍時のメンバーとともにヘヴン・アンド・ヘル名義でツアー&新作リリースをおこなうなど、60歳を過ぎても衰えぬパワフルな歌声で精力的に活動を続けていたが、2009年11月に胃がんを公表。闘病生活を送るも、2010年5月16日、テキサス州ヒューストンにて67歳でこの世を去っている。

『5月16日はなんの日?』HR/HM界の偉大なるボーカリスト、ロニー・ジェイムス・ディオの命日