この数年で一気に広まった「パパ活」。月100万円以上をしたたかに稼ぐコもいれば、1万円で体の関係を許してしまうコもいる。社会現象となっているパパ活の二極化の実態を追った。



勝ち組と負け組。パパ活の二極化が進む背景とは?



 パパ活がこれほどの社会現象となっているのには、「男女の利害が一致したことが理由にある」とホワイトハンズ代表理事の坂爪真吾氏は指摘する。



キャバクラや風俗は好きじゃないけど、若い女性とは交流したい男性。一方、ノルマや人間関係が煩わしいキャバクラや一線を越える風俗では働きたくない女性。そんな男女の利害が一致したのが、パパ活だったんです。加えて、女性は自分で時間と場所と相手を選んでお金を稼げる“働きやすさ”があり、パパ活をしない理由がない。それほど今の若い女性の日常生活にパパ活は溶け込んでいます」



 そうしたなか、稼げる女性と稼げない女性の二極化が進んでいる。その背景をこう分析する。



アプリサイトがやってくれるのは男女のマッチングまでで、あとはすべて自分で決めなければいけません。女性は自分で自分をプロデュースできるか、マネジメントできるか、男性にまた会いたいと思わせて長期的な関係をつくるスキルや魅力があるか。それがパパ活で起きている『二極化』の原因だと考えられます」



 さらに坂爪氏は、パパ活業者の今後のあり方についても提言する。



「罰則がない個人間売春として地下に潜ると把握しづらく、何か起きたときに大きな問題になってしまう。昨今、パパ活業者は社会的な批判にさらされていますが、自主的に安全に使えるルール作りを進め、情報を発信する側になってほしいですね」



【坂爪 真吾氏】

東京大学卒業。’08年に障害者の性問題を解決するための非営利組織・ホワイトハンズを設立。最新刊『未来のセックス年表』が発売

― [二極化するパパ活]最前線 ―





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