交通事故(Kwangmoozaa/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

15日、『家、ついて行ってイイですか? 予想外の結末…最後に衝撃告白SP』(テレビ東京系)が放送。

その中で「娘を高齢者による交通事故で失った男性」が登場し、あまりに辛い事故当時および現在の状況に、反響が相次いでいる。

 

■ダジャレ好きな板前の男性

大宮でスタッフに声をかけられた47歳の男性。約12年前に離婚し、娘は2人。現在は板前の仕事をしていると言い、「ヘタマエだけどな」などオヤジギャグを繰り出し、スタッフを笑わせていく。

しかし、以前切り盛りしていたお店を「とある理由でクローズした」と明かすなど、このときにすでに伏線は敷かれていた。

 

■繁盛していた店を閉めた理由は

家に到着すると、男性は料理本や数多くの料理器具を取り出しながら、店について語り始める。カウンター4席と小上がりしかない店だったが、売上は順調で繁盛していたという。しかし、「閉めざるを得なかった」出来事が起こり、3年前に閉店することに。

話題はやがて、娘の話に。離婚した妻が育てていたが、定期的に食事に行き、好きなものを好きなだけ買わせていたという。長女は勉強のできる子で、埼玉県でも有数の進学校に通っていた。

■15歳の娘が高齢者による事故の被害者に

そして、男性は重い口を開き、ロケ当日、「娘の裁判」に行っていたと明かす。彼の長女は15歳のときに、当時80歳の男性が運転する車に、後ろから轢かれて亡くなっていたのだ。

事故が起こったのは午後2時30分頃。長女が横断歩道を渡り終えて、駅に向かって歩いていたところ、老人が運転していた車が迫った。助手席に乗っていた老人の妻が「危ない!」と叫んだものの、慌てていたせいか老人はアクセルブレーキを踏み間違えて、

「そのまま壁に向かってうちの娘を押し当てて……」

 

という状況になったという。

 

■最期の叫びはマンション4階まで

しかし、悲劇はまだ続いていた。男性によると、運転していた老人は「5分も6分も10分も降りて来ない」状況だったそうで、周囲に居合わせた人々が窓を叩き、「何やってんだお前はやく降りろ! バックしろ!」と言い続けても、アクセルを踏み続けていたという。

その結果、長女が「ギャー!!!」と叫ぶ声は、近くのマンションの3~4階にまで届くほどだった。

救急車で運ばれたものの心肺停止の状態で、心臓マッサージを試みたものの、心肺の一番太い血管が傷つけられており、亡くなってしまうことに。彼女は休みの日で、ロックバンドRADWIMPSライブに行く途中だったという。

■老人は亡くなっていた

刑事裁判での判決で、老人は禁錮1年6ヶ月の実刑に。80代でのその処分は「異例」のそうだが、男性がロケ当日、裁判所に行ったところ、2月7日に亡くなっていたことを告げられたという。

「ふざけんなっていう話ですよね」「俺、どこに誰になにを言えばいいの」「冗談じゃないよね」「納得なんかいくわけないのに……納得いかされるんだから、判決として」と、男性は涙ながらに語ったのだった。

 

■「辛すぎる」「どこに怒りをぶつければいいのか」

あまりに壮絶で、辛すぎる体験談に、ネット上ではさまざまな声があがることに。

中には「老害でしかない」と厳しく糾弾する人の姿も見られた。

なんの罪もない10代の少女が、散々苦しんだのちに死亡し、加害者はこの世を去っている……高齢者による自動車運転の問題点とその本質を、強く訴える放送内容だったのではないだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美

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