前節はバイエルンライプツィヒ引き分けドルトムントデュッセルドルフに勝利したことで7連覇は最終節にお預けとなった。チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いではフランクフルトが敗れて6位に後退。ボルシアMGがCL圏内の4位に浮上し、レバークーゼンが同勝ち点で追走している。そして日本人が所属するハノーファーニュルンベルクの降格が決まった。土曜22:30一斉キックオフとなる最終節、バイエルンフランクフルトと、ドルトムントボルシアMGと対戦する。

前節ライプツィヒ戦を微妙なVARの判定によってゴレツカのゴールを取り消され、ゴールレスドローに終わった首位バイエルン(勝ち点75)。それでも、2ポイント差のドルトムントとの得失点差が17あることから、ホームで行われる最終節のフランクフルト戦を引き分けても7連覇がほぼ確実な情勢となっている。ヨーロッパリーグ決勝進出を逃し、CL出場圏内からも脱落して意気消沈している6位フランクフルト(勝ち点54)に対して、負けなければ優勝という条件の中、ホームで確実に優勝を決められるか。

一方、控えGKヒッツのミスもあって10人となったデュッセルドルフに苦戦しつつも勝利した2位ドルトムント(勝ち点73)は、勝利した上でバイエルンが敗戦することが逆転優勝の条件となる。ただ、対戦相手はCL出場権獲得に意気上がる4位のボルシアMG(勝ち点55)。しかもアウェイでの試合となり、かなりの苦戦が予想されるが、出場停止が明けるロイスの活躍で何とか逆転優勝の望みに懸けたい。

CL出場権争いではボルシアMGと同勝ち点で並ぶレバークーゼンにも注目だ。前節シャルケ戦を圧倒しながらも引き分けて4位浮上を逃した5位レバークーゼン(勝ち点55)は、10位ヘルタ・ベルリン(勝ち点43)とのアウェイ戦に臨む。ボルシアMGとは得失点差で2下回っているが、ドルトムントと対戦することを考えれば、レバークーゼンは勝利すれば4位滑り込みの可能性が十分にある状況だ。まずはダルダイ監督の勇退以外に何も懸かっていないヘルタに勝利し、吉報を待ちたい。

その他、DFBポカール決勝に勝ち上がっているのがバイエルンライプツィヒの上位勢であることから、7位までに与えられるEL出場権争いでは、7位ヴォルフスブルク(勝ち点52)、8位ホッフェンハイム(勝ち点51)、そして大迫の9位ブレーメン(勝ち点50)まで可能性がある状況だ。勝利すればEL出場権獲得となるヴォルフスブルクは14位アウグスブルク(勝ち点32)と、ホッフェンハイムは12位マインツ(勝ち点40)と、ブレーメンは3位ライプツィヒ(勝ち点66)とそれぞれ対戦するが、どのような結末を迎えるか。

ブンデスリーガ最終節
▽5/18(土)
《22:30》
デュッセルドルフ vs ハノーファー
ヴォルフスブルク vs アウグスブルク
マインツ vs ホッフェンハイム
フライブルク vs ニュルンベルク
ブレーメン vs ライプツィヒ
ヘルタ・ベルリン vs レバークーゼン
ボルシアMG vs ドルトムント
シャルケ vs シュツットガルト
バイエルン vs フランクフルト

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