17日、明治安田生命J1リーグ第12節が行われた。埼玉スタジアム2002で行われた浦和レッズvs湘南ベルマーレでは、誰もが目を疑う大誤審が発生。この誤審に、多くのサッカーファンが反応する中、現役Jリーガーも苦言を呈している。

試合は連敗を止めたいホームの浦和が先手を奪う。22分に長沢和輝が、25分にはアンドリュー・ナバウトが得点し、2点のリードを得る。

そして迎えた31分、問題のシーンが生まれた。

力強いドリブルで仕掛けた梅崎司から、ボックス手前でパスを受けた杉岡大暉がボックス手前で球際を制すと、左足を一閃。シュートは右ポストに当たって跳ね返ると、左サイドネットを揺らした。しかし、次の瞬間、左サイドネットからボールが跳ね返り、ゴールの外へと出る。

浦和のGK西川周作もゴールが決まったと思い、跳ね返ったボールをセンターサークルへとスロー。しかし、山本雄大主審は、ノーゴールと判定し、そのままプレーが続行。思わぬカウンターとなり、浦和が湘南ゴールに迫るが、GK秋元陽太がなんとかセーブした。

プレーが止まると、湘南の選手が猛抗議。曹貴裁監督以下、湘南のコーチや控え選手も入り乱れた猛抗議が行われた。スローで見ても、明らかにボールはゴールに入っており、審判団の誤審は明確。しかし、10分を超える抗議は認められず、2-0で浦和が前半を終えた。

このシーンに関して、試合を見ていた多くのJリーガーがSNS上で反応。誤審が起こることに理解を示しながらも、疑いようのない誤審に苦言を呈していた。

◆馬場賢治(大分トリニータ)
「浦和vs湘南」
「人間だからミスは絶対あると思う。それも理解してる。ありえない誤審された経験もある」
「でもこれはちょっとありえない」
「みんな1試合に人生かけて戦ってる。大事な大事なチャンスにかけてる
「誤審でしたじゃすまされないよこれは」

◆成岡翔(藤枝MYFC)
「試合が終わった。湘南の選手に感動しました。素晴らしい」
「選手の立場からするとやはりこの誤審はダメ。許せない」
「でも湘南の戦いがこのモヤモヤを晴らしてくれた。湘南のみなさん、サッカーの素晴らしさを感じさせてくれてありがとうございます」

◆永石拓海(レノファ山口FC)
「明らかな誤審。西川選手も決められたと、わかってた」
あそこでノーゴールにすると一番叩かれると思うな」
「レフェリングミスを認めたら試合時間が伸びるだけで済むのに」

◆三竿雄斗(大分トリニータ)
「でも湘南が勝ったことによっていつものようにうやむやにして終わらせるのはなしでお願いします!^ ^」

◆三竿健斗(鹿島アントラーズ)
「笑いをこらえきれないくらいひどすぎる。。」

◆渡邉千真(ガンバ大阪)
「これでノーゴールの判定はありえない。」

なお、試合は2点ビハインドの湘南が後半に猛攻。後半開始から途中出場した菊地俊介が2ゴールを挙げ同点とすると、後半アディショナルタイムに山根視来が劇的な逆転弾を決め、2-3で湘南が勝利を収めた。

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