DCユナイテッドに所属する元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが古巣マンチェスター・Uの現状について語った。17日にイギリス紙『デイリーメール』が報じた。

 マンチェスター・Uの最多得点記録(253)の保持者で、同クラブで5度のリーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇など黄金期を支えたルーニーにとって、栄光とは程遠い“赤い悪魔”の現状を見るのは「どんな時でも辛い」ようだ。

 今のマンチェスター・Uには「恐れるべき誰かが必要」だと語るルーニーは、「選手たちはオーレ・グンナー(・スールシャール監督)を恐れなければならない。マイケル・キャリック(アシスタントコーチ)を恐れなければならない。そこには同時にリスペクトも必要だけどね」と、同クラブは選手たちを規律面でまとめ上げる必要があると指摘した。

 また、自身がユナイテッドにいた時とは「ソーシャルメディアのせいで試合後の立ち居振る舞いも社会も変わった」と主張する同選手は、一部の選手たちのSNSの使い方に苦言を呈している。

「僕が注目しているのは、試合に負けたのに新しい服だとかアフターシェイブローションを投稿して、ファンに『なんだその投稿は』と言われると、選手たちは彼らのSNSの担当者を批判する。でもそれは雇い主である選手たちが責任を負うべきことだし、そういう選手の大半はピッチの上でも責任転嫁することを好んでいる」と、SNS上の無責任な態度がピッチの上にも少なからず影響が出ていると指摘した。

今季のMLSでは12試合で6ゴールと順調なスタートを切っているルーニー [写真]=Getty Images