明治安田生命J2リーグ第14節の4試合が18日に各地で行われた。

東平尾公園博多の森陸上競技場で行われたアビスパ福岡vsヴァンフォーレ甲府は、3-0で甲府が勝利した。

3試合未勝利の20位・福岡(勝ち点12)と、前節の敗戦で今シーズン初の連敗を喫した7位・甲府(勝ち点20)の一戦。試合は13分、アウェイの甲府が先制する。敵陣中央右でピーター・ウタカがロングボールを収めて味方に預けると、曽根田がボックス右にスルーパス。これに抜け出した横谷がそのまま右足を振り抜いて、ニアサイドに流し込んだ。

先制に成功した甲府は62分、ボックス手前からピーター・ウタカがミドルシュート。ここは相手DFにブロックされたが、ボックス中央にこぼれたボールを古巣対決のドゥドゥがプッシュした。さらに69分、ピーター・ウタカがフィジカルを生かしたドリブルでハーフウェイライン付近からボックス手前まで持ち込み、ボックス右手前にパス。これを受けたドゥドゥがワンタッチでボックス内に侵攻し、右足でゴール左へと流し込んだ。

ピーター・ウタカの活躍と、古巣戦となったドゥドゥの2ゴールなど3発で勝利した甲府が4試合ぶり白星を飾った。一方の福岡は4試合未勝利でJ3降格圏内の21位に順位を落とした。

白波スタジアムで行われた鹿児島ユナイテッドFCvs横浜FCは、2-1で横浜FCが勝利した。

4戦負けなしの16位・鹿児島(勝ち点14)と、3試合勝利がない14位・横浜FC(勝ち点13)の一戦。14日にタヴァレス監督を解任した横浜FCにとって、下平隆宏体制初勝利が欲しいところ。その思いとは裏腹に、鹿児島は34分、ボックス右外で仕掛けた酒本のクロスがGKアン・ジュンスのファンブルを誘い、こぼれ球をニウドが押し込んだ。

先制点を許した横浜FCは59分、ボックス左外でロングパスを受けた中山がワントラップから中央に絶妙クロス。これをイバが頭で合わせ、ゴールに叩き込んだ。

1-1の振り出しに戻った試合は両者、攻勢を続けるが、スコアが動かないまま終盤に。それでも90分、横浜FCに待望の時。味方が放ったシュートのこぼれ球を拾った瀬沼がボックス内で倒されてPKを獲得する。逆転の絶好機。これをキッカーのイバが落ち着いてゴール右に突き刺して、2-1と逆転した。

このまま横浜FCが勝利。下平監督体制初陣を勝利で飾った。一方の鹿児島はこれで5試合負けなしとなっている。

明治安田生命J2リーグ第14節
▽5/18(土)
大宮アルディージャ 0-0 栃木SC
アルビレックス新潟 2-3 愛媛FC
アビスパ福岡 0-3 ヴァンフォーレ甲府
鹿児島ユナイテッドFC 1-2 横浜FC

▽5/19(日)
《14:00》
水戸ホーリーホック vs 柏レイソル
ツエーゲン金沢 vs V・ファーレン長崎
レノファ山口FC vs 東京ヴェルディ
徳島ヴォルティス vs モンテディオ山形
《16:00》
ジェフユナイテッド千葉 vs FC岐阜
FC町田ゼルビア vs 京都サンガF.C.
《17:00》
ファジアーノ岡山 vs FC琉球