アトレティコ・マドリーは18日、リーガエスパニョーラ最終節でレバンテと対戦し、2-2で引き分けた。

前節で2位が確定したアトレティコ。ゴディンやグリーズマンフアンフランにとってロヒ・ブランコ最後の試合だったが、早い時間帯にレバンテに先制を許してしまう。6分、ロチーナの右CKをファーサイドのカンパーニャに折り返されると、最後はゴール前のカバコにヒールシュートで合わせられ、早くも追う展開になる。

早く同点に追いつきたいアトレティコは25分、カットインからボックス中央手前に侵攻してきたグリーズマンが右足を振り抜く。ディフレクトしたボールは枠を捉えたが、GKコケに掻き出された。32分には、バイタルエリア中央からレマルが強烈な左足でゴールを強襲したが、これもGKコケが立ちはだかった。

その後、アトレティコが攻めあぐねていると36分、トーマスがボックス中央手前でパスミス。これをロジェールに拾われ、そのままゴールに流し込まれてしまい、2点ビハインドとなってしまう。

今シーズン限りで退団する選手を勝って送り出したいアトレティコ。しかし、後半開始早々にアクシデント。46分、コレアがチェマ・ロドリゲスに倒された際に激昂し、蹴とばしてしまう。直後こそ提示されたのはイエローカードだったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により、主審はレッドカードに変更。一人少ない状況を強いられる。

暗雲が立ちこむアトレティコだが68分、ようやく1点を返す。フアンフランのパスをボックス中央手前で受けたロドリゴ・エルナンデスが左足を一閃。これがゴール左に突き刺さった。

1点差に詰め寄ったアトレティコはさらに79分、ルーズボールを拾ったコケがバイタルエリア右からシュート。ディフレクトしたボールがゴール前にこぼれると、最後はS・カメッロが冷静に流し込み、ついに同点に追いつく。

だが、最後まで勝ち越しのゴールを奪うことはできず2-2で試合終了。ゴディンやグリーズマンフアンフランといったアトレティコ黄金期を支えてきた選手を勝利で送り出すことはできず、3試合未勝利でシーズンを終えた。

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