ブンデスリーガ最終節が18日に行われ、MF長谷部誠が所属するフランクフルトは敵地でバイエルンに1-5で大敗を喫した。

 3バックの中央でフル出場した長谷部は試合後、「失点の仕方がとにかく全体的に軽かった。前半は1-0で終わったけど、5点、6点取られてもおかしくない形が多かった。今日のこの点差の開いた大敗は、妥当な結果だと思う。だからこの結果に関しては、受け入れてはいます」と潔く語った。

 優勝が懸かった王者の本気を見せつけられた。フランクフルトは立ち上がりの4分にいきなり先制を許すと、その後の猛攻は守護神のケヴィントラップの好守や、VAR(ビデオアシスタント・レフェリー)に助けられて1失点で折り返す。後半の立ち上がりにFWセバスティアン・ハラーの得点で同点に追いついたが、53分と58分に立て続けに失点して勝ち越されると、今シーズン限りで退団が決まっているフランク・リベリーアリエン・ロッベンにそれぞれ追加点を決められ、バイエルンに目の前で7連覇を達成された。

 6戦未勝利となったフランクフルトは、チャンピオンズリーグ出場権争いをしていたレヴァークーゼンヴォルフスブルクが勝利を収めたことで7位に転落。かろうじてヨーロッパリーグ予選2回戦からの出場権を手にした。長谷部は、「チャンピオンリーグ(出場権)は他の2試合の結果次第っていうのがあって、かなり厳しい状況だとわかってた」と話し、「最低でもヨーロッパリーグは取りたいとは思っていて、みんな最低でも1ポイントは取ろうと思っていたけど、最後の最後までチーム全体にパワーがなかった」と悔やんだ

 長谷部は今シーズンの公式戦44試合に出場した。開幕直後の風邪やモチベーション低下による出遅れと、シーズン前半戦ラスト3試合を太もものケガで欠場した以外は、ほぼフル出場。前半戦は現地誌によるベストイレブンに選ばれる活躍を見せ、ヨーロッパリーグではベスト4入りにも貢献した。「個人的に非常に充実したシーズンだったし、前半戦の最後の1週間だけケガで休んで、ほぼフルで駆け抜けてきて感じるものはすごく大きかったと思う。だから、満足まではしていないけど、すごく実りあるものでした」と納得の表情を見せた。

 しかしチームリーグラスト6試合未勝利と急失速。長谷部は「素晴らしいシーズンだったとも言えるし、逆にラストパートのところで、残り6試合のプレーを考えれば、やはりリーグでもよりいい結果をとれたんじゃないかという思いもあるし、複雑な心境です」と今シーズンを振り返った。

バイエルン戦にフル出場した長谷部誠(右)[写真]=Getty Images