沖縄県のご当地ドリンクといえば、アルコールではあるが「泡盛」が広く知られている。しかし、県内にはまだ人気のドリンクが潜んでいた。


「ミキ」と書かれた不思議なドリンク。そして、その姉妹品と思わしき「黒糖玄米」も入手した。

なんとも想像のつかない飲み物だが、こうなったら飲んでみるしかない。

漢字で「神酒」と書く

このドリンクを見つけたのは5月の暑い1日だった。有楽町近辺で取材があった帰り、あまりの暑さに沖縄のアンテナショップに立ち寄った。大好物のA&Wルートビアを飲もうと思っていたのだが、その棚に気になる商品を見つけた。


何?これ――米好きの筆者はルートビアと共に購入し、編集部へ持ち帰った。

調べてみると「ミキ」の名前は漢字で「神酒」と書くことに由来する。大ヒットした映画「君の名は。」で一躍世間の認知度が上がった「口噛み酒」を原型としているそうだ。沖縄から奄美地方で伝統的に親しまれているようで、ルーツを見る限り相当昔からあるようだ。


原材料は非常にシンプルでミキが「砂糖、うるち米、もち米、大麦、乳酸」だけ。そして黒糖玄米が「玄米、黒糖、砂糖、しょうが、食塩」でミキと違うものの、こちらもシンプルだ。

今回はマルマサファミリー商事という宮古島のメーカーが作るものを購入したが、県民にとってはなじみ深いもののよう。

缶入りはこのメーカー独自のもので、気軽に飲めるのも愛される秘訣かもしれない。


グラスにそそぐと白いこんにゃくを液状にしたかのようなドロドロ感と黒い粒が目を引く。県民に愛されているのならば、美味しそうな見た目と思っていただけに少しショックを受けた。

しかし、飲んでみるとお米の甘みをしっかり味わえるサッパリした味わいの虜になった。

以前、Jタウンネットで食べた宮崎県ういろうにも似た味がしたせいか、見た目の段階とは打って変わってファンになった。

お米も入っており、夏バテの季節の栄養ドリンクとしても期待ができそうだ。

S編集長も見た目に拒否反応を示しつつも、

「団子を飲み物にしたみたいだ。美味しいよ、味は良い」

と評価。そのほかの編集部の面々も味については高評価だった。


一方、黒糖玄米は薄い珈琲のような色合い。見た目の悪さはなかったが、飲んでみるとしょうがの酸味が刺さり、苦手な印象を持ってしまった。

Jタウンネット編集部でも味の評価はよろしくなかった。しかし、沖縄に足しげく通っていた経験を持つJ-CASTニュースのI記者は、

「好きですね」

イケメンスマイルを覗かせ全て飲み切ってしまった。

こちらはかなり好みが分かれそうだが、はまってしまうとクセになる味なのかもしれない。

不思議な沖縄のソウルリンク――かなり伝統的な飲み物とはいえ、県外の人気はまだまだ。これから全国的な人気を獲得する日は来るのだろうか。

「ミキ」と「黒糖玄米」