中国メディア・東方網は18日、「日本では使用済みのきっぷがトイレットペーパーに再生されている」とし、日本における環境保護や節約に関する取り組み、習慣の数々を紹介する記事を掲載した。

 記事は、「勤勉と倹約は中華民族の伝統的な美徳だが、現在において節約文化が非常に盛んなのは、日本である」とした。そしてその例として使用済みのきっぷがトイレットペーパーに再生されていることを紹介。駅など公共施設のトイレに備え付けられているトイレットペーパーは無償で市民に提供されているが、ペーパーの包装には「この紙は古いきっぷを回収して再生したものです」と書かれていると伝えた。

 トイレに関しては、水洗トイレのタンク上に蛇口を取り付けて、手を洗いながら便器の中身を流すことができるというシステムについても紹介した。また、家屋やビルには雨水を集める構造が採用されており、集めた水をトイレの推薦に使用するケースもしばしば見られるとしている。

 さらに、ごみの分別も日本の資源節約に大きな貢献を果たしているとしており、市民が小さなころから環境保護の重要性やごみの捨て方について教育を受けていると説明。そして、スーパーなどの店舗には生鮮食品のトレーを回収するスペースが設けられており、買い物客は自宅でトレーをきれいに洗ってからスーパーにまとめて持参するのだと伝えた。

 このほか、環境保護意識の表れとして、一時期日本で脚光を浴びた「マイ箸」運動についても言及。自分の箸を持参することで使い捨て箸の使用を減らす取り組みで、協力した客は店から優遇を受けられたり、店内で使用した「マイ箸」を洗ってもらえるサービスが受けられたりすると紹介した。

 記事は最後に「これらの小さな行動や工夫には、とても大きな意味が含まれている。日本人は日常生活の至る場所で節約を実行しているのだ。われわれも彼らのやり方に学び、身の回りの小さなことから始めるべきではないだろうか」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

素晴らしいエコ! 日本のトイレットペーパーは、使用済みのきっぷからできていた!=中国メディア