明治安田生命J2リーグ第14節の7試合が19日に各地で行われた。

維新みらいふスタジアムで行われたレノファ山口FCvs東京ヴェルディは、3-2で東京Vが勝利した。

前節に連敗を止めた20位・山口(勝ち点12)と、5戦負けなしの12位・東京V(勝ち点17)の一戦。試合は山口が先に試合を動かす。13分、右CKの流れからボックス左外の佐藤がクロスを送り、ドストンの浮き球の落としをボックス手前から古巣対決の高木が右足ダイレクトでシュート。これがボックス内の相手DFに当たってコースが代わり、ゴール右に吸い込まれた。

先制点を奪われた東京V。しかし、49分、ボックス左外でパスを受けた小池が相手DFが相手DFをかわし、ボックス左に侵攻して中央へラストパスを送る。最後は、ネマニャ・コイッチが押し込んで試合を振り出しに戻した。

その後、東京Vは71分に左CKから平がヘディングで合わせて逆転。しかし、山口もその4分後にボックス左からのクロスを岸田がダイビングヘッドで合わせ、スコアは2-2となる。

このまま試合終了かと思われたが、東京Vは83分、勝ち越しに成功する。カウンターからロングボールを小池が受け、左サイドから仕掛けると、ボックス内でドストンに倒されてPKを獲得する。これをキッカーのレアンドロがゴール左隅に決めて、勝負あり。3-2でシーソーゲームを制した東京Vがリーグ3連勝を飾った。

フクダ電子アリーナで行われたジェフユナイテッド千葉vsFC岐阜は、千葉が5-1で大勝した。

不振にあえぐ19位・千葉(勝ち点14)と、最下位に沈む岐阜(勝ち点12)の一戦。試合は立ち上がりから攻勢に出る千葉が先制点を奪う。10分、左サイドからのCKからボックス浅い位置に跳ねたクリアボールを矢田が頭でゴール前に送る。これを船山がヘディングシュートで合わせ、ゴールネットを揺らした。

12分にも新井が右CKを頭で叩き込んでリードを広げた千葉は22分、熊谷の縦パスをボックス左手前で受けたクレーベヒールパス。これをボックス左に抜け出した船山が右足で流し込んだ。さらに36分にも、相手最終ラインからの縦パスを矢田がブロックし、セカンドボールを拾ったクレーベがボックス手前から右足を振り抜いてゴール左に突き刺した。千葉が前半だけでスコアを4-0にする。

大量得点を奪った千葉は63分にもクレーベが追加点を奪い、5点目。一矢報いたい岐阜は90分、最終ラインの甲斐がロングフィードを送り、抜け出したライアン・デ・フリースがGKとの一対一を決めたが、反撃はそこまで。

船山とクレーベの2ゴールなど大量5ゴールを奪った千葉が、今シーズン4勝目を挙げた。一方の岐阜は連敗を喫し、最下位から抜け出すことはできなかった。

明治安田生命J2リーグ第14節
▽5/19(日)
水戸ホーリーホック 0-0 柏レイソル
ツエーゲン金沢 0-1 V・ファーレン長崎
レノファ山口FC 2-3 東京ヴェルディ
徳島ヴォルティス 1-1 モンテディオ山形
ジェフユナイテッド千葉 5-1 FC岐阜
FC町田ゼルビア 2-2 京都サンガF.C.
ファジアーノ岡山 1-0 FC琉球

▽5/18(土)
大宮アルディージャ 0-0 栃木SC
アルビレックス新潟 2-3 愛媛FC
アビスパ福岡 0-3 ヴァンフォーレ甲府
鹿児島ユナイテッドFC 1-2 横浜FC