レアル・マドリーは19日、リーガエスパニョーラ最終節でベティスと対戦し、0-2で敗れた。

すでに3位が確定しているマドリーは、最後尾に今シーズン限りでの退団が濃厚となっているGKケイロル・ナバスが4試合ぶりにスタメン復帰。3トップはセンターにベンゼマ、両ウイングディアスとヴィニシウスを据えた。

勝利でシーズンを締めくくりたいマドリーだったが、試合はベティスペースで進んでいく。28分、バルトラに敵陣中央左サイドからボックス中央手前に侵攻され、シュートを許す。しかし、ここはケイロル・ナバスがはじき出した。

ピンチを招いたマドリーは34分、オーバーラップでボックス右外を駆け上がってきたヴァランがクロスを入れる。F・ゲレーロのクリアミスを拾ったベンゼマがボックス中央から狙うも、左ポストに嫌われた。

ゴールレスで試合を折り返しマドリーは、後半立ち上がりからゴール前に迫るが、ボックス内での精度を欠き、シュートを放つことができない。57分にはマルセロのパスに抜け出したヴィニシウスが、ボックス内でDFを1人かわし、GKパウ・ロペスとの一対一の局面を迎える。しかし、決めることはできず、千載一遇のチャンスを逃した。

マドリーは攻めあぐねていると一瞬の隙を突かれてしまう。62分、ボックス左外からグアルダードにクロスを許すと、ファーサイドのロレンに押し込まれてしまい、先制点を献上した。

失点後も覇気がないマドリー。67分のロ・セルソのシュートはGKケイロル・ナバスがビックセーブで防いだ。しかし、75分にロ・セルソのタメからカルバーニョにボックス左を侵攻されてしまうと、最後はゴール前のヘセ・ロドリゲスに左足で恩返し弾を浴びた。

2点ビハインドとなり、苦しくなったマドリーは、最後の交代カードとしてベンゼマに代えてL・バスケスを投入。今シーズン限りでの退団が濃厚なベイルに出場機会は訪れなかった。

その後もマドリーは、ベティスゴールを脅かすことができず、0-2で試合終了。シーズン12敗目を喫し、21世紀で最悪のシーズンを連敗で終わっている。

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